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LGBTQを応援するプロジェクト「スネイルズ」が始動、第1弾はワールドがサポート

2018年11月10日 21:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

(左から)レスリー・キー氏、安達功氏、千原徹也氏 Image by: FASHIONSNAP.COM
デザイナーの安達功が手掛けるプロジェクト「スネイルズ(snails)」が、2019年春夏シーズンに始動する。第1弾では、ワールドのサポートによる全3型のファッションアイテムを展開する。

 安達功は文化服装学院を卒業後、「ジュンコ シマダ(JUNKO SHIMADA)」「シンシア・ローリー(CYNTHIA ROWLEY)」「ティビ(Tibi)」といった日本とニューヨークのブランドでデザイナーやマーケティングディレクターを経験。2017年秋冬シーズンからワールドが展開しているファッションブランド「ドレステリア(DRESSTERIOR)」のディレクターを務めている。
 ブランド名は、LGBTQの当事者と、人権の平等化やLGBTQの社会運動を支援する人々を指す「ストレート・アライ(Straight ally)」を応援するというメッセージを込めて、雌雄同体であるカタツムリを意味する「スネイルズ」と命名。「わたしはわたしでいい。あなたはあなたでいい。」というメッセージをコンセプトに掲げ、"EVERYONE(=全ての人)"をターゲットに発信していく。プロジェクトには、れもんらいふの代表を務めるアートディレクター千原徹也とフォトグラファーのレスリー・キーが参画し、ルックの撮影を担当。11月10日に開催された発表会で、レスリーは「LGBTQという概念が広がりつつあり、ファッションもジェンダーレスになっていくなかで、LGBTQについて考える機会を与えてくれる素晴らしいプロジェクトだと思う。個人的にも今回の撮影では全く新しいLGBTQの世界観を表現することができて嬉しかった」とコメントした。
 第1弾アイテムは、リバーシブル仕様のスウェット(2色、1万8,000円)、脇の縫い目がなく身頃幅にゆとりを持たせたTシャツ(2色、8,900円)、ブランドのロゴを散りばめたスカーフ(価格未定)をラインナップ。いずれも黒、白、グレーのモノトーンをベースに、ベーシックなデザインに仕上げている。クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー(CAMPFIRE)」を通じて12月4日から2019年1月7日まで販売する予定だ。
 今後は年2回、ファッションだけではなくフレグランスやコスメ、インテリアなど幅広いジャンルのアイテムを提案していくという。安達は「性別や年齢、体型などに関係なく、あらゆるライフスタイルにおいて活用できるベーシックなアイテムを発信していきたい」と語った。