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スーパーGT:GT300はマネパの平峰一貴が自身初ポール。ランキング首位のARTA BMWは10番手に沈む

2018年11月10日 16:11  AUTOSPORT web

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ポールポジションを獲得したマネパ ランボルギーニ GT3
2018年のスーパーGTは11月10日、ツインリンクもてぎで第8戦の公式予選が行われ、スーパーGT300クラスは平峰一貴とマルコ・マペッリがドライブしたマネパ ランボルギーニ GT3がポールポジションを獲得した。

 この第8戦が2018年シーズンの最終戦となるスーパーGT。レギュレーションにより、これまでの全戦に参戦している車両は全車ノーウエイトとなる。欠場したレースがあるチームのうち、ポイントを獲得しているマッハ車検 MC86 Y’s distractionとTAISAN R8 FUKUSHIMAの2台はハンデを背負っての戦いだ。

 最終戦を前に、チャンピオン獲得の可能性を残すのは6台。ランキングトップは今季2勝を挙げているARTA BMW M6 GT3、その12ポイント差のランキング2位にはLEON CVSTOS AMG、3位に31号車TOYOTA PRIUS apr GT。ディフェンディングチャンピオンのグッドスマイル 初音ミク AMGはランキング4位につけており、5位にはK-tunes RC F GT3、6位にGAINER TANAX GT-Rが続いている。

■予選Q1:ランキング3番手の31号車TOYOTA PRIUSが滑り込みQ2進出
 予選Q1の天候は曇り。気温22度、路面温度26度のドライコンディションで2018年シーズン最後の公式予選が始まった。

 コースオープンとともに各車コースイン。残り6分でターゲットタイムをマークしたのはマネパ ランボルギーニ、このタイムをすぐにSUBARU BRZ R&D SPORT、HOPPY 86 MCが上回るが、残り5分を切ってGAINER TANAX GT-Rが1分46秒553をマークしトップに浮上する。

 セッション残り4分を切って、チャンピオン争いを展開する6台はQ2進出圏内。しかし、LEON AMG、31号車プリウスはノックアウトゾーンぎりぎりの順位につけるなど厳しい状況が続く。

 残り1分を切り、チャンピオン争いを展開するランキング3位の31号車プリウスは1分47秒655で14番手とノックアウト寸前。最後にタイムを詰めてきたD’station PorscheがQ2に食い込むかと思われたが16番手でQ2進出に届かず、31号車プリウスは滑り込みでQ2進出を果たした。

 Q1トップは中盤に1番手タイムを記録したGAINER TANAX GT-R、2番手にARTA BMW、3番手に初音ミク AMG。ランキング2位のLEON AMGは11番手、ランキング4番手のK-tunes RC Fは10位で、チャンピオン獲得の可能性を残す6台は順当にQ2進出を決めた。

■予選Q2:チャンピオン最有力のARTA BMWが10番手に沈む

 GT500クラスの予選Q1を挟んでスタートしたGT300クラスの予選Q2。ポールポジションのボーナスポイントを含め、チャンピオン争いを占ううえでも重要な予選グリッドを決めるセッションが始まった。

 予選Q2に駒を進めた14台は、セッションスタートとともに続々とコースインしていく。残り4分を切って、最初に1分46秒464でトップタイムをマークしたのはマネパ ランボルギーニ。ここにModulo KENWOOD NSX GT3が続く。

 マネパ ランボルギーニの平峰は翌周も自身のトップタイムを更新するハイペースでアタックを続け、1分45秒911のコースレコードを叩き出すとトップを堅守。初音ミク AMGもマネパ ランボルギーニに迫らんとタイムを詰めるが、1分46秒181で2番手に終わる。

 残り1分を切ってアタックが続くものの、この時点でLEON AMGがいまだ13番手。さらにランキングトップのARTA BMWは8番手と苦戦を強いられる。

 最後のアタックでARTA BMWのショー・ウォーキンショーはポジションを上げることができない。逆にラストアタックでポジションを上げたのがLEON AMGで、1分46秒008で2番手に浮上する。

 結局、コースレコードを塗り替えた平峰を上回るマシンはなく、ポールポジションはマネパ ランボルギーニが獲得。平峰にとってはスーパーGTで自身初、チームにとっては同じくノーウエイトだった開幕戦岡山以来のポールポジションとなった。

 チャンピオン争いを展開する6台はポールを獲得できなかったため、ポイント差に変動はなし。そのなかでもランキング2位のLEON CVSTOS AMGで2番手でフロントロウにつけた。3番手にはランキング4位の初音ミク AMGが続いている。

 ランキングトップでタイトル最有力とみられたARTA BMWは10番手どまり。5列目から追い上げの決勝レースを強いられることになった。また、ランキング3位の31号車プリウスが8番手、ランキング5番手のK-tunes RC Fが12番手、ランキング6番手のGAINER TANAX GT-Rは6番手で予選を終えた。

 2018年シーズンのスーパーGT最終戦、チャンピオンを決める決勝は11日(日)、13時30分にスタートする。