映画『まく子』の追加キャストが発表された。
2019年3月から公開される同作は、西加奈子の小説『まく子』が原作。小さな温泉街に住む小学5年生の少年サトシが、不思議な魅力を持つ転入生の美少女・コズエと出会い、彼女に秘められた秘密を知ることで、今まで見てきた世界が塗り替えられ、少しだけ大人へと近づいていく様が描かれる。サトシ役に14歳の山崎光、「ある星から来たの」と秘密を明かすコズエ役に13歳の新音、女好きなサトシの父・光一役に草彅剛、サトシを温かく見守る母・明美役に須藤理彩がキャスティング。監督、脚本は鶴岡慧子が手掛ける。
今回出演が発表されたのは、サトシの実家の旅館で住込みの仲居として働くことになるコズエの「オカアサン」役のつみきみほ、子供たちとばかり一緒にいる青年ドノ役の村上純(しずる)。つみきは「『つみきさんにぴったりの役がある』と言っていただき、電話で端的に役どころを聞き、『面白そう!やりたいです!』と即答しました」、映画2作品目の出演となる村上は「西さん原作、鶴岡さん監督の映画『まく子』はとても優しく柔らかい作品で、“まく”と言ったら“くだ”くらいしかない僕がこの世界にお邪魔させてもらえるなんて、未だに身に余る思いです」とそれぞれコメントを寄せている。
さらにサトシのクラス担任・小菅役の橋本淳、生徒たちを優しく見守る校長役の小倉久寛、旅館のベテラン仲居キミエ役の根岸季衣、ドノと心を通わす不登校児の類役の内川蓮生が出演。
■つみきみほのコメント
「つみきさんにぴったりの役がある」と言っていただき、電話で端的に役どころを聞き、「面白そう!やりたいです!」と即答しました。今まで演じたことのないキャラクター設定でしたので、現場に入っていろいろ考え、やれる限りやらせていただきました。娘役の新音ちゃんは可愛いだけでなく、スケール感があり、役にぴったりだなと思いました。共演出来て、楽しかったです!
■村上純(しずる)のコメント
西さん原作、鶴岡さん監督の映画『まく子』はとても優しく柔らかい作品で、“まく”と言ったら“くだ”くらいしかない僕がこの世界にお邪魔させてもらえるなんて、未だに身に余る思いです。
ドノ役の僕は子役の子たちとのシーンがほとんどだったんですが、役者青二才の僕を大人顔負けの演技で引っ張ってくれたのには思わず舌を巻いてしまいました。
今から、劇場でフィルムが巻かれることが心より待ち遠しいです。