12月21日から東京・池袋のサンシャインシティ ワールドインポートマートビルで開催される浅野いにおの原画展『画業20周年記念企画 浅野いにおの世界展~Ctrl+T2~』の続報が発表された。
浅野が20年間に出版した全ての作品を網羅する同展では、『ソラニン』のネームや、浅野が初めて出版社に持ち込んだ生原稿を初公開。『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のキャラクターが着用している洋服や、浅野が作品の裏話、制作の手法について語るインタビュー映像なども紹介される。前売券の販売は11月20日にスタートする。
また同展では「等身大プンプン」を作るクラウドファンディングプロジェクトを実施。制作された「等身大プンプン」は展覧会の『おやすみプンプン』のエリアに設置される予定だ。プロジェクト詳細はFAAVO内「トリガー」のページでチェックしよう。
浅野は『おやすみプンプン』について「20年の中で最長期連載だった『おやすみプンプン』という漫画は、非常に思い入れのある作品です」と述べているほか、今回のクラウドファンディングプロジェクトについて「この度の展示会で、来場者の方とともに撮影可能なプンプンの等身大フィギュアを設置したいと考えています。連載の終了した漫画はいつか風化していきます。しかし今一度、ただの薄っぺらな存在だったプンプンを、読者の皆さんの協力で厚みを持たせ、いまも、そしてこれからもどこかに彼は『いる』ということを感じてもらえるような展示ができたらと思っています」とコメントしている。
さらに12月20日には同展の特別内覧会が開催される。当日は浅野が来場し、ライブドローイングやサイン会を行なう予定。また展覧会の一般公開に先駆けて画集やオリジナルグッズを購入することができる。参加申込は本日11月9日12:00から受付開始。
■浅野いにおのコメント
漫画家としてデビューして今年で20年が経ってしまいました。その20年の中で最長期連載だった『おやすみプンプン』という漫画は、非常に思い入れのある作品です。特に主人公である小野寺プンプンは、はじめこそ極めて適当な気分で描いた単なる落書きでしたが、結果的にたくさんの読者に愛され、そして嫌われ、僕にとっても忘れがたい、とても縁深いキャラクターになりました。
この度の展示会で、来場者の方とともに撮影可能なプンプンの等身大フィギュアを設置したいと考えています。連載の終了した漫画はいつか風化していきます。しかし今一度、ただの薄っぺらな存在だったプンプンを、読者の皆さんの協力で厚みを持たせ、いまも、そしてこれからもどこかに彼は「いる」ということを感じてもらえるような展示ができたらと思っています。
と、真面目に書きましたが、こんなふざけた企画はまたとない機会だと思うので、皆様のご協力、何卒よろしくお願いします。