そのネクストステップとして、今度は「好き」を本業として「大きなお金」に変えてもらいたいというがRealiserのビジョンです。そこで100名の女性事業家の輩出を目指す「立ち上がれ、女の子!プロジェクト」がスタートしました。100万円の出資金のもと、「好き」に対するこだわりや熱量を全力で体現し、夢を事業化する企画です。そのために最近では「Rハウス(Realiser House =自己実現するための場)」というリアルなガールズインキュベーション事業にも力を入れています。Q2.Realiserを立ち上げた理由は何でしょうか。一言で、若い女性の夢を叶えたかったからです。誰しもが子供の頃に描いた大きな夢があると思います。でも何らかの制約条件でその夢を諦めるのはすごくもったいない。だったらその制約条件をRealiserがとっぱらえばよいと素直に思ったのがきっかけです。そこで、私自身が学生時代にインスタグラマーとして活動していた経験と、女性向けキュレーションメディアや動画マガジンで働いていたノウハウを活かし、インフルエンサーを軸に事業展開するRealiserを創りました。ビジネスの世界では「若い」とか「かわいい」とかで対等に話してもらえないなどもありますが、私は若者や女性の持つポテンシャルは非常に高く、大いなる可能性を秘めていると信じています。女性の「好き」を集めたRハウスによって産出されるスモールビジネスQ3.10年で100人の女性事業家を輩出するエコシステムの構想を教えて下さい。10年で100億円を生むスタートアップではなく、1年で1000万円を生むスモールビジネスを産出します。ビジネスはプロでなくても、自分の好きなことへの熱量や知識が豊富でプロフェッショナルな人に対して投資します。事業カテゴリは、まずはアパレルやビューティーサロンなど多くの女性が夢として描いているような領域に絞り、「Rハウス」という一つの大きな箱の中で事業を展開していきます。
事例としては、「Instagrammer Market by Rハウス」というインスタグラマーがプロデュースしているアパレルブランドを一拠点に集結させたポップアップ事業を、5月にラフォーレ原宿にて、8月に福岡天神コアにて、9月に西武渋谷店にて実施し、話題を生みました。SNSを活用したオンラインでのブランド認知施策と、リアルな場を活用したオフラインでの世界観や価値の体験施策を組み合わせることで、ユーザーのエンゲージメントを深くし充実度を高めます。Q5.最後に今後の展望について教えて下さい。Rハウスや立ち上がれ女の子プロジェクトでは、企業とのタイアップやコラボレーションも可能だと判断しています。Rハウス代官山[トータルビューティーサロン]にてまずはいくつかの美容商材とお取り組み予定ですが、それが上手くワークすれば、一年後に立ち上げ予定のビューティー以外のコンテンツも視野に入れています。様々な企業やサービスとコラボレーションし、業界を盛り上げていきたいと思います。女性事業家を100人輩出するという高い視座を持つRealiser。ガールズインキュベーション事業の今後の展開に注目だ。
株式会社Realiser