カワサキはイタリア・ミラノで開催されているミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA 2018)で50年続く『W』ブランドの伝統を受け継いだ大型二輪の『W800 STREET』『W800 CAFE』を発表した。
1966年にカワサキブランド初の大排気量モデルとして発表されたW1 650。その系譜を受け継いだ最新モデルが、今回発表された2モデルだ。
両モデルとも従来モデルから「90%を刷新した」という773ccの直列2気筒空冷4ストロークエンジンを搭載。シャシーについても共通となっており、LEDライトやABS、リヤのディスクブレーキがシリーズで初搭載された。
EICMA 2018での発表は最小限に留められており、カワサキは各モデル詳細は2019年初頭にもアナウンスするとしているが、2モデル最大の違いはそのルックスだ。
W800 STREETはスタンダードなアップライトスタイルのハンドルバーを装備している一方、W800 CAFEはレーシーなローポジションスタイルのハンドルを採用。同じくレーシーなイメージを演出するフロントカウルも備えられている。
またカワサキは、発売中のハイパフォーマンススポーツツアラー『Ninja H2 SX』シリーズのバリエーションモデル『Ninja H2 SX SE+』も発表。こちらはショーワと共同開発した電子制御サスペンションや新たなライディングモード、スマートフォンとのコネクト機能などが追加され、走りと快適性を追求した1台になっている。