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F1ブラジルGP、地元警察の協力のもと強盗対策として特別警備体制が敷かれることに

2018年11月08日 17:42  AUTOSPORT web

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強盗事件の多発を受け、今年のブラジルGPでは警備体制が強化されることになった
昨年のブラジルGPを台無しにした暴力事件の再発を避けるため、今週末はF1全体がインテルラゴスで特別な保護と警備を受ける予定だ。

 2017年は一部チームとメンバーが、レースウイーク中にサーキットへの移動の途中で暴力的な武装強盗の被害にあった。

 人員の安全への懸念により、ピレリはマクラーレンとのレース後のタイヤテスト中止を余儀なくされた。状況はかなり深刻だと受け止められたため、F1は二度とサンパウロに戻ってこないのではという憶測も浮上した。

 イギリスのThe Sun紙によると、FIAはF1の商業権保有者と各関係者を集め、確実に追加の警備体制が導入されるようパリで会議を開いた。

 1週間の間、武装した警察官がサーキットまでの行き帰りの道沿いに配置される予定だ。一方でチームもグランプリでの安全を確保するため、自前の警備部隊を持つ可能性がある。

「我々は検察、地元の自治体、警察と協力してきた。より大規模な警備が行なわれるだろう」とフォース・インディアF1チーム代表を務めるオットマー・サフナウアーは述べた。

「彼らは我々の往復の時間帯を把握しているので、(警官が)適切なタイミングで配置されることになっている」

 インテルラゴスとサーキット周辺の治安は、残念なことに事件が頻繁に発生することで、過去しばしば問題視されてきた。

 2010年には、当時世界チャンピオンだったジェンソン・バトンが、父親とマネージャーとともに土曜の夕方にサーキットを後にした直後、信号で武装強盗の襲撃を免れるという出来事があった。

「何年もそうしたことが起きていると聞いてはいるが、実際にそれが自分の身に起こるまで、どんな感じなのかは分からないものだ。かなり恐ろしい状況だよ。なぜならまず、そんなことが起きているなんて信じられないんだ」と当時バトンは動揺した様子で語っていた。