マックス・フェルスタッペンは、次戦ブラジルGPでのレッドブルF1は、メキシコGPで見せたような強さは発揮できないだろうと語っている。
高地にあるメキシコシティのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでは、RB14の性能が最大限に引き出された。ダニエル・リカルドは土曜日に圧巻のポールポジションを獲得し、フェルスタッペン自身は決勝レースで堂々の勝利を収めたのだ。
しかしフェルスタッペンは、今週末にサンパウロのアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェで行なわれるレースでは、調子を出すことができないのではないかと懸念している。
「概してインテルラゴスは、僕たちのマシンとの相性が良くない」とフェルスタッペンは認めているが、ブラジルGPで番狂わせが起きる可能性を否定しているわけではない。
「2016年にはブラジルで表彰台フィニッシュを飾ったし、先週のメキシコでは優勝した。レースではどんなことでも起こり得るよ。あそこでは素晴らしいバトルやオーバーテイクをしたことがある。またエキサイティングなレースをすることを期待している」
チームメイトのダニエル・リカルドは「いつだって走行が簡単にはいかないコースだ。でも昨年は結果を出せることを証明した。あのコースへ戻ることを楽しみにしているよ」と述べている。
「周回は短く、高速コーナーが少ないからここ何年も手こずってきた。このレースでは天候も大きく影響する。だからコース上での展開が、コース外の雰囲気に見合うものになるよう願っているよ」
「あそこはカーニバルのような雰囲気だから、マシンに乗る前に気持ちを引き立ててくれる。ブラジルでのドライバーズパレードは地元ファンの大歓声があり、エアホーンが鳴らされたりして最高なんだよ」とリカルドは付け加えた。
ドライバー両名にとって出身地から遠く離れた会場ではあるが、特にフェルスタッペンは、F1において最も熱狂的な大勢の観衆からサポートを受け続けてきている。
「ブラジルのファンはとても賑やかだ」とフェルスタッペンは微笑んだ。
「スターティンググリッドは幅が狭いから、グランドスタンドがとても近い。グリッド上でマシンのなかに座っていると観客の声援が聞こえてくるんだ」
フェルスタッペンはまた、ブラジルで有名な料理を食べることをとても楽しみにしているという。
「ブラジルの料理は最高で、シュラスコレストランでは素晴らしい肉のグリルが食べられるんだ」とフェルスタッペン。
「シーズンもほぼ終わりに来ているとはいえ、僕はまだ体型を維持するために食べるものに気を配らなければならない。もっと地元の料理を楽しみたいのに残念だよ!」