展覧会『いわさきちひろ生誕100年「Life展」 作家で、母で つくる そだてる 長島有里枝』が、2019年1月31日まで東京・上井草のちひろ美術館・東京で開催されている。
いわさきちひろの生誕100年を記念して行なわれている『Life展』。様々な分野で活動する7組の作家が、「Life」をテーマにいわさきちひろとコラボレーションする展覧会を年間を通して行なっている。
今回の展覧会では、画家であり、母であったいわさきちひろの軌跡に沿って長島が選んだいわさきの絵を、いわさきの言葉と共に展示。また長島がこれまで発表を控えていたという、自身の子の幼い頃の姿を撮影した写真が出展されるほか、長島の近作『家庭について/about home』を、いわさきが家庭での日常風景を描いた素描と共に再構成して展示する。
さらに妊娠中にアメリカ同時多発テロをテレビで目撃したことをきっかけに、2004年から第二次世界大戦中に日本の女性たちが行なった「千人針」をテーマにした作品に取り組んでいる長島の『Her Projects -memories of no one』を軸に据え、いわさきの絵と共にインスタレーションとして構成した作品も紹介されている。
会期中の11月25日には、長島とPGIギャラリーのディレクター・高橋朗、愛知県美術館学芸員の中村史子による鼎談イベントを開催。参加方法は展覧会のオフィシャルサイトをチェックしよう。