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アリアナ・グランデ『Billboard』の「2018ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に

2018年11月07日 17:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

今年の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」はアリアナ・グランデに
今年8月に4枚目のアルバム『Sweetener』をリリースし、全米アルバムチャート「Billboard 200」で1位を記録したアリアナ・グランデ(25)。そのアリアナが現地時間6日、年間で活躍した女性アーティストに贈られる米『Billboard』の「2018ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に輝いたことが明らかになった。

米『Billboard』は毎年、音楽界で活躍した女性アーティストの功績を称え「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」の称号を与えているが、2018年度はアリアナ・グランデを選出したことを発表した。

アリアナ・グランデは今年8月17日にリリースした『Sweetener』が、全米のみならず全英アルバムチャートでも初登場1位を獲得、米ストリーミングサービスでの総再生回数が7日間で1.267億回という大記録を打ち出した。これは女性アーティストのポップ・アルバムとしては最多記録である。

また音楽活動だけでなく、銃規制を求める「March for Our Lives」に参加したり、メンタルヘルス意識向上、男女平等、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア/クエスチョニング)の権利、「黒人の命は大切である(Black Lives Matter)」運動などさまざまな社会問題を直視し、サポートを示してきた。

昨年5月には英マンチェスターで開催したコンサートの終了直後に爆発テロ事件が発生し、22名が犠牲になるという悲劇に見舞われたが、後にアリアナはチャリティーコンサート「One Love Manchester」を開催して2300万ドル(約26億900万円)以上の寄付を集め、被害者支援に尽力した。

米『Billboard』のロス・スカラノ氏は「アリアナ・グランデは音楽のトレンドやこの業界の方針に左右されることない、自分らしさをもったスターです」「強い信念を持ち、自分自身や自分の決断を信じ、それを常に貫き通してきました。若い女性がそういった強さを持つことに対しては、まだまだ全ての人が快く受け入れてくれるとは限らない中での行動です。彼女は間違いなく、『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』に値します」とコメントしている。

アリアナ・グランデは今年、プライベートで様々な出来事が立て続けに起きていた。5月には約2年交際したラッパーのマック・ミラーと破局し、その直後に『サタデー・ナイト・ライヴ』のコメディアン兼俳優ピート・デヴィッドソンとスピード婚約したものの、9月には元恋人マックが急死。先月にはピートとも破局を迎えている。

彼女の“強い生き方”に共感するファンも多いことだろう。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」授賞式は、現地時間12月6日にニューヨークで開催される「13th annual Women in Music」にて行われる。なお昨年はセレーナ・ゴメス、2016年はマドンナ、2015年にはレディー・ガガが受賞していた。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)