WEC世界耐久選手権は11月16~18日に中国、上海国際サーキットで開催される2018/19年第5戦のスケジュールに将来のLMP1タイヤ開発を目的とする専有セッションを追加すると発表した。
2018年から2019年にまたがる“スーパーシーズン”の第5戦として行われる上海6時間レース。同ラウンドは当初、ル・マン24時間を除く各ラウンドと同様に金曜の11時(日本時間10時)から実施されるフリープラクティス1回目をもって週末の走り始めとなる予定だった。
しかし、WECは今回、16日のスケジュールに1時間45分間の“LMP1タイヤテスト”を追加すると発表。当該セッションをFP1の3時間前、同日8時00分~9時45分(日本時間7時00分~8時45分)に組み込んでいる。
文字通りLMP1マシンのみが出走を許されるこの走行時間帯は、P1クラス全8台にタイヤを供給しているミシュランと各チームが、将来使用するタイヤ開発のために用意されたもの。通常、タイヤテストはプライベートテストで実施されるが、将来的に実施されるテスト制限を前に各チームのテスト時間を揃える目的があるとされている。
スーパーシーズンの折返しを迎える中国ラウンドの走行スケジュールはLMP1タイヤテスト以後、当初のスケジュールどおりに実施される。金曜は各90分間のフリープラクティスが11時00分と15時30分から行われ、土曜は9時50分から60分のFP3、14時からは公式予選が行われる。6時間にわたる決勝レースは日曜の11時00分(日本時間10時00分)にスタートが切られる予定だ。