パーソルキャリアは11月5日、「働きたい街ランキング2018」を発表した。調査は6月にインターネットで実施し、20~59歳で正社員の男女1万5000人から回答を得た。
「働きたい街ランキング」の1位は「東京」(749点)だった。理由として最も多かったのは、「交通の便が良い」(66.8%)。以降、「都心に近い」(34.6%)、「ビジネス街として知名度がある」(33.5%)、「活気がある」(24.1%)、「商業施設が充実している」(22.7%)と続いた。
東京で働いたことのある人たちからは「どの路線からもアクセスできて便利」といった意見が上がった。東京駅は近隣の駅やビルとも地下でつながっているため、「雨でもぬれることがない」をメリットとして上げるコメントも寄せられた。
2位「横浜」 勤務経験者からは「オフィスからの眺望が良い」
2位は「横浜」(462点)。理由としては、「交通の便が良い」(65.8%)が最も多く、以降「自宅から近い」(34%)、「好きな沿線だから」(30.7%)、「飲食店が充実している」(26.7%)、「商業施設が充実している」(26.5%)、「アフター5(就業後)が充実できそう」(26.5%)と続く。働いたことがある人からは「オフィスからの眺望が良い」といったコメントが上がった。
3位は「新宿」(361点)。理由は、「交通の便が良い」(80.3%)が圧倒的に多く、次いで、「アフター5が充実できそう」(32.3%)、「飲食店が充実している」(29.7%)という結果だった。
新宿で働いたことのある人からは、「ターミナル駅なので仕事帰りに気軽に行きたいところへ行ける」「会社帰りに映画を見たり、買い物ができる」といったコメントが上がった。
4位は「品川」(224点)。理由は、「交通の便が良い」(80.1%)が最も多く、以降、「都心に近い」(24.2%)、「ビジネス街として知名度がある」(19.1%)、「商業施設が充実している」(15.2%)、「好きな沿線だから」(14.5%)だった。
JR品川駅と田町駅の間に東京オリンピック・パラリンピックにむけた新駅の開業が2020年に予定されている。2027年には品川-名古屋間をつなぐリニア新幹線が開業予定ということもあり、利便性の向上が期待されている。
銀座で働きたい理由「高級感があるから」が約4割
5位は「銀座」(168点)。理由は、「交通の便が良い」(52%)が最も多く、次いで「アフター5が充実できそう」(46.5%)、「飲食店が充実している」(42.5%)、「商業施設が充実している」(42.5%)、「高級感がある」(40.2%)と続く。利便性だけではなく、高級感あふれる街という点も人気の要因であるとうかがえる。
関東エリアに住む人たちのうち「転職先を決める際に勤務地にこだわる人」の割合は75.7%だった。勤務地を判断材料の1つとして考えている人は、4人中3人にも上ることがわかった。
男女別では、男性(73.3%)を女性(86.3%)が上回り、女性のほうが勤務地へのこだわりが強いことがわかった。年代別に見ると、20代(83.8%)が最多で、以降30代(81.9%)、40代以上(73.4%)となり、若い世代ほど、こだわりが強いことがうかがえる。