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小松未来が号泣する桜井ユキを抱きしめる 『真っ赤な星』予告編&行定勲監督からのコメント公開

2018年11月07日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 井樫彩監督の初長編映画『真っ赤な星』の予告編が公開された。


 井樫監督は、前作『溶ける』が第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオンに正式出品されるなど、国内外で注目を集めている新鋭。本作では、『みつこと宇宙こぶ』で第11回田辺・弁慶映画祭女優賞を受賞した小松未来が演じる14歳の少女・陽と、『娼年』の桜井ユキが演じる27歳の元看護師の女性・弥生の、交わることのない愛の日々が描かれる。


 今回公開された予告編では、本作のキーとなる赤いパラグライダーを小松演じる陽が見つけるシーンから始まり、ピアノの旋律にのせて、桜井演じる弥生が、かつて天文台で流れ星に願い事をしていたエピソードを小松に語るシーンや、陽が号泣する弥生を抱きしめる様子が映し出されている。後半は、Hump Backによる主題歌「クジラ」をバックに、弥生の恋人・賢吾(毎熊克哉)や陽の幼なじみ・大祐(大原由暉)と関わりながら、心の空白を埋めるように寄り添う陽と弥生の姿を見ることができる。


 また、『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』の行定勲監督が本作に寄せたコメントも公開された。


行定勲(映画監督)
傷つき沈んだまま飛べないでいる2つの魂の救済。
その不安定な感情を露わにする2人の女優のぶつかり合いが真っ直ぐに突き刺さっ
た。
物語に頼らない井樫の映画と向き合う覚悟に拍手を送りたい。 (リアルサウンド編集部)