ホンダは11月7日、イタリアのミラノで開催されているミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で2019年シーズンの2輪モータースポーツ世界選手権参戦体制の発表を行った。
ロードレース世界選手権MotoGPでは、MotoGPクラスのワークスチーム、レプソル・ホンダ・チームより、マルク・マルケスとホルヘ・ロレンソが参戦。サテライトチームは、LCRホンダの1チームとなり、LCRホンダ・カストロールからカル・クラッチロー、LCRホンダ・イデミツから中上貴晶のふたりが参戦する。
Moto3クラスにはワークスマシンのNSF250RWを7チーム14名のライダーに供給。日本人ライダーでは、鈴木竜生(SIC58・スクアドラ・コルセ)、佐々木歩夢(ペトロナス・スプリンタ・レーシング)、鳥羽海渡(ホンダ・チーム・アジア)、小椋藍(ホンダ・チーム・アジア)の4名が参戦する。
そして、スーパーバイク世界選手権(SBK)には、モリワキエンジニアリングとアルテア・レーシングが運営する新たなチームをホンダ・レーシング(HRC)がサポートする体制で参戦。ライダーには、レオン・キャミアと清成龍一を起用することが発表された。
SBK参戦が決まった清成は、2018年シーズンに全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスにKYB MORIWAKI MOTUL RACINGから参戦。11月4日に行われたレース2では複雑な路面コンディションを制して11年ぶりに勝利を挙げた。SBKには2008年から2シーズン戦った経験を持つ。
FIM世界耐久選手権(EWC)には、2017-2018シーズンのチャンピオンチームであるF.C.C. TSR ホンダ・フランスが、フレディ・フォレイ、ジョシュ・フックと新たにマイク・ディ・メリオを起用して参戦。ホンダ・エンデュランス・レーシングも引き続き参戦する。