ヤマハヨーロッパは11月6日、イタリア・ミラノで開催されるミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)で、ヤマハYZF-R1の20周年を記念したサーキット専用モデル『YZF-R1 GYTR』を公開。その他、新型リーニング・マルチ・ホイール(LMW)のプロトモデル『3CT』などを出展すると発表した。
1998年に初代モデルが登場してから2018年で20周年を迎えたヤマハのスーパースポーツフラッグシップモデル、YZF-R1。鈴鹿8時間耐久ロードレースや全日本ロードレース選手権JSB1000の最終戦では、20周年を記念した白・赤の特別カラーをまとったYZF-R1で出場。鈴鹿8耐では4連覇を果たす活躍を見せた。
そんなYZF-R1の20周年を記念した限定モデル『YZF-R1 GYTR』がミラノショーに登場。『YZF-R1 GYTR』は、海外でヤマハのアフターパーツを扱うGYTR(ジェニュイン・ヤマハ・テクノロジー・レーシング)のECUやクイックスロットルなどを標準装備するサーキット専用モデルとなっている。
フロント、リヤにはオーリンズ製サスペンションを装備。エキゾーストはフルチタンのアクラポビッチ製となっている。その他、クランクケース用のプロテクターも標準で備わっている。
ヤマハヨーロッパは『YZF-R1 GYTR』を20台限定で発売予定。12月中旬から欧州で予約を開始する。なおミラノショーで展示される『YZF-R1 GYTR』はプロトタイプとのことで最終仕様は後日公開されるとのことだ。
『YZF-R1 GYTR』に加え、フロント2輪が特徴のLMW機構を搭載したスポーツコミューターのプロトモデル『3CT』をミラノショーに出展。『3CT』は旋回時の優れた安定感をはじめとするLMWの特長と、300ccエンジンの組み合わせで、スポーティかつ快適な平日のコミューティング、週末のファンライディングを提案するとしている。
その他、689cc並列2気筒エンジンを搭載するアドベンチャーモデル『テネレ700』やサイドケースやヒートグリップなどの各種装備を搭載し、長距離走行の快適性をより高めた『NIKEN GT(ナイケンGT)』などもミラノショーで出展している。