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入浴時間が長い都道府県ランキング3位「茨城」、2位「山形」 愛媛と広島は熱めのお湯が好き?

2018年11月06日 17:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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リンナイは11月1日、「入浴に関する意識調査」の結果を発表した。47都道府県に住む20~60代の男女に対し、平均入浴時間やお湯の温度などを聞いた。調査は、今年9月14~18日に実施。2350人から回答を得た。

調査によると、日本一長湯な都道府県は「千葉県」で15.5分。2位は「山形県」(15.4分)、3位は「茨城県」(14.6分)が続いた。入浴時のお湯の温度が最も高いのは「愛媛県」で41.6℃、「広島県」も41.4℃と高めだ。

ほかには、青森県では子どもと父親が一緒に入浴することが多いことや、愛知県では入浴の際、湯船にバラを入れる習慣があることなど、各地のユニークな入浴習慣が明らかになった。

山形県や静岡県は湯船派、沖縄県や鹿児島県はシャワー派

湯船に浸かる平均時間は「1~10分」が67.2%で最多。「11~20分」(21.0%)、「21~30分」(8.5%)が続いた。沖縄県や愛媛県(9.5分)、高知県(9.9分)では入浴時間が短かった。湯船派が多いのは「山形県」(80.0%)、「静岡県」(78.0%)で、シャワー派は「沖縄県」(82,0%)、「鹿児島県」(54.0%)に多かった。

湯船に何らかのものを入れる人は4割だった。入浴剤だけでなく、「桜」(岩手県)、「ハッカ」(福島県)、「岩塩」(山形県)など、様々な回答が寄せられている。

お風呂掃除をする男性が多い都道府県には、「三重県」(45.2%)「愛知県」(44.4%)「千葉県」(42.8%)が挙がった。

ヒートショック予備軍が最も多いのは千葉県と宮崎県

リリースでは、急激な温度差で血圧が大きく変動して失神などを起こす「ヒートショック」予備軍が多い都道府県も紹介している。最もリスクが高かったのは「千葉県」と「宮崎県」で、反対に、最もリスクが低かったのは「長野県」だった。

ヒートショックの内容と対策方法を知っているのは17.4%にとどまっていて、認知の拡大が課題になっている。医師の早坂信哉さんはリリースで、ヒートショックを防ぐ方法として「入浴前準備呼吸」を提案している。脱衣所で下着になり、お腹を膨らませながら鼻から3秒で息を吸い、口から5秒で息を吐く。これを5回繰り返した後、浴室に入ってから下着を脱ぐというものだ。

早川さんは「腹式呼吸は交感神経の興奮をおさえ、血圧を安定させる作用があるので、裸になる前に行うことで、ヒートショック予防にもなる」とコメントしている。このほか基本的な対策として、脱衣所や浴室に暖房をかけて温度差を和らげたり、湯の温度を低く設定したりすることを勧めている。