ドライバーズタイトルを獲得したルイス・ハミルトンの2018年シーズン残り2戦におけるモチベーションは、メルセデスに5年連続となるコンストラクターズタイトルをもたらすことにあるという。
2014年にハイブリッドPU時代が始まって以来、メルセデスはコンストラクターズ選手権で無敗を維持している。
メルセデスが5年連続でタイトルを獲得した場合、1999年から2004年まで6年連続でタイトルを獲得したフェラーリに次ぐ記録となる。
「チームのために、今回のコンストラクターズタイトルを絶対に勝ち取りたいと思う」とハミルトンはSky F1に語った。
「それはチームにとってこの上なく重要なことだ。僕の今の唯一の目標はこれからの2戦で優勝し、タイトルをチームにもたらすことだ」
メルセデスは現在フェラーリに55ポイントの差をつけている。コンストラクターズタイトル獲得へのチャンスに向けて相対的に十分な差を広げているわけだが、メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、現状に満足しようとはしていない。
「我々の今シーズンの目標は、どちらか片方のタイトルを取るのではなく、両選手権でタイトルを獲得することだ。だからサンパウロへ向かうにあたって、我々はまだ達成できていない仕事のひとつに集中している」
「コンストラクターズタイトル獲得に向けて激しい戦いが待ち受けている。過去それぞれのレースウイークでは、フェラーリをしのぐパフォーマンスの基礎があったにも関わらず、彼らに負け越している」
「今こそ地に足をつけ、目標に明確に焦点を当て、我々の一連の作業とスタッフが結果をもたらすことを信じる時だ」
対するフェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、最後の最後までライバルと戦うと主張している。
「コンストラクターズ選手権はまだ決まっていない。チームは過去2戦でポイント差を縮めてきている」とアリバベーネは語った。
「したがって我々は次のブラジルGPから最後にいたるまで戦い抜くことを決意している」