ここのところフェルナンド・アロンソは生産的な週末を過ごせていない。直近のF1第18戦アメリカGP、第19戦メキシコGPの2連戦では、チェッカーフラッグを見ることができずレース序盤でリタイアを喫している。
2018年シーズン限りでF1引退を発表しているアロンソは、F1で過ごす時間が終わりに近づきつつある。そのため、サンパウロ郊外で開催される第20戦ブラジルGPと最終戦アブダビGPの2戦を、良い形で戦いたいと希望している。
「インテルラゴスに戻ることに興奮している。インテルラゴスは素晴らしいコースだし、僕はここでのレースをいつも楽しんできた」とアロンソはブラジルGPを前に語った。
「いくつもの偉大なレースが行われてきたコースだし、ここでのレースは常に予想がつかないものなんだ」
「残りのふたつの週末を楽しみにしている。マシンのパフォーマンスを最大限にするため懸命な取り組んできたが、結果を残せていない。今週末もパフォーマンスを引き出すことに集中したい」
オースティンにおけるアロンソのレースは、スタート直後にすぐに終わってしまった。オープニングラップでランス・ストロール(ウイリアムズ)と接触したことでリタイアを喫したのだ。
37歳のベテランであるアロンソは、メキシコでも同様に運に恵まれず、エステバン・オコン(フォース・インディア)がシャルル・ルクレール(ザウバー)に追突したことで発生したデブリに引っかかったことで、オーバーヒートが発生し、たった3周でリタイアを余儀なくされた。
「この数戦では戦うチャンスがなかったから、クリーンなバトルをして、何が可能か示せることを望んでいるよ」
「ブラジルのファンはいつもとても情熱的だし、インテルラゴスがモータースポーツの世界でも非常に有名な、伝説的なコースのひとつであることは明らかだ」
「偉大なチャンピオンたちがこのコースを走ってきた。今年のマシンでなら、これまでよりも速く、よりエキサイティングに感じると思うよ」