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ゴールデンウィーク10連休、主婦・主夫の6割が「嬉しくない」 サービス業従事者も「国民全員が休めるよう配慮して」

2018年11月06日 07:11  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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2019年のゴールデンウィークは10連休となりそうだ。これに伴いエクスペディア・ジャパンは11月5日、ゴールデンウィークに関する意識調査の結果を発表した。調査は今年10月にインターネットで実施し、20~50代の社会人経験のある男女400人から回答を得た。

ゴールデンウィークが10連休になる見通しであることは79%が認識していた。ただ、10連休を「嬉しい」と答えた人は54%、「嬉しくない」人が46%と、受け止め方は二分した。

医師や弁護士らも「祭日も仕事な上、人手不足で忙しくなる」

「嬉しい」という回答が多かった職業は「公務員・団体職員」(82%)、「会社員」(66%)。主な声として、

「家族で出かける計画をしているから楽しみ」
「旅行にも行けるし ゆっくり休める」
「普段できないことや、行けないところへ出かけるチャンス」

など喜びのコメントが寄せられた。一方、「嬉しくない」が多かった職業は「医師・弁護士・会計士などの専門家」(75%)で、「祭日も仕事なうえ、人手不足で忙しくなる」といった声が寄せられた。

2位は「主婦・主夫」(57%)で、「子供や夫が家にいるから炊事、家事が大変に」といった声もあった。3位は「パート・アルバイト」(56%)。時給制で働くパート・アルバイトの場合、祝日が増えることで勤務日数が減少し、収入が大きく減ってしまう可能性がある。このほかサービス業従事者からは、

「毎日忙しくなるから怖いだけ」
「国民全員に連休が取得できるように配慮するべき」

などの声が寄せられた。連休は、立場や業種などによって、一概に嬉しいものではないようだ。

10連休が暦通り休みの人は3割程度

そんな10連休だが、「暦通り10連休になりそう」は35%、「休めなさそう」は32%、「休めるかわからない」は33%となった。そもそも「社会人になってから10連休の経験がある」と回答した人は33%。「一度もない」(67%)が多数派だった。

社会人になってから取れた最も長い連休日数は「5日」(17%)が最多。暦通り休むことはもちろん、長期の休みを取ること自体、まだまだ難しいと伺える。

10連休になった場合、暦通り休めそうと答えた人の6割が「旅行をしたい」と回答している。一方、「旅行をしたくない」(40%)人からは「混雑が予想されるから」(27%)、「ゴールデンウィークは旅費がかさむから」(20%)という声が寄せられた。