V6 岡田准一、NEWS 加藤シゲアキ、関ジャニ∞ 丸山隆平……“和装”で魅せるジャニーズ

　ジャニーズといえば、コンサートや歌番組などで着用するきらびやかな衣装の印象が強い。スーツ、スウェットタイプ、テーマ性があるものなどバリエーションも豊かで、各グループごとの特徴がよく出ている。嵐がデビュー当時に着用したスケルトン衣装のように、今もなお伝説として語り継がれているものも少なくない。派手な印象のジャニーズ衣装だが、最近では雑誌やテレビ、映画などで落ち着いた和装を披露しているメンバーも。そこで今回は、印象的なジャニーズメンバーの和装を紹介したいと思う。

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■V6 岡田准一
　今や、ジャニーズきっての名優として名高いV6・岡田准一。時代劇に出演することも多く、和服を身にまとう機会が豊富だ。岡田に時代劇のイメージが付いたのは、2014年の大河ドラマ『軍師官兵衛』（NHK総合）の黒田官兵衛役だろう。当時、岡田の和装や鎧姿にSNS上は大盛り上がりだった。その後も、映画『関ヶ原』や『散り椿』で度々和装姿を披露。その姿はまさに、“イケメン武士”である。これだけ和装が似合うのは、端正な顔立ちも然ることながら、岡田の体型にも要因があるのではないだろうか。和装は一般的に痩せ過ぎていない人のほうが似合うとされている。その点岡田は、鍛えられた筋肉によりがっしりとした、張りのある身体つきだ。タオルなどで補正しなくても着崩れないのだろう。さらに、姿勢が良いため着慣れているように見えるのもポイントだ。これまで、数々のTV番組で筋トレ方法を紹介してきた岡田。ストイックに体を鍛えている岡田だからこそ、美しく和服が着こなせているのだろう。

■NEWS 加藤シゲアキ
　今、和装が話題になっているジャニーズといえば、NEWS・加藤シゲアキだ。先日、2018年12月24日に放送されるスペシャルドラマ『犬神家の一族』（フジテレビ系）で金田一耕助を演じるという報道があったのである。公式Twitterには金田一耕助のトレードマークである帽子とヨレヨレの袴姿の加藤の写真がUPされたが、これまで金田一耕助を演じてきた名だたる俳優たちに引けを取らないほど似合っている。結果、「加藤シゲアキ　和装」がTwitterのトレンド入りを果たした。加藤はこれまでも度々和装姿を披露してきた。個人的に印象的なのは、17thシングル曲「KAGUYA」のMVだ。1人、着物をかなり着崩しているシーンがあるのだが、女形かと思うほど艶っぽい。“イケメン”ではなく、“美人”と表現したくなる着こなしだった。和服を着ると、印象が変わる加藤。普段からアイドル、コメンテーター、小説家、俳優と様々な顔を持つ加藤の魅力の一つと言えよう。

■関ジャニ∞ 丸山隆平
　奇抜でド派手な衣装が多い関ジャニ∞。だが、最近では落ち着いた衣装も増えてきている。例えば37thシングル曲「NOROSHI」では、クールな和服姿を見せてくれた。もちろん全員似合っているのだが、特筆したいのは京男・丸山隆平だ。以前、雑誌『AERA』（朝日新聞出版）の「京男トップ10」にランクインしたこともあり、和服姿ひとつとってもどこかはんなりした印象がある。雑誌などで和装を披露してきた丸山だが、思わず「おぉ」と声が出たのは、雑誌『QLAP!』2014年10月号（音楽と人）に掲載されたあやかしをイメージしたグラビア。単なる和装ではなく、白シャツにジーンズの上から女性物らしき美しい着物を羽織っている写真だ。洋服＋女性の着物と聞くとチグハグに思えるが全く違和感がなく、むしろ丸山の色っぽさが最大限に引き出されているように見えた。和装によって京男ならではの柔和な雰囲気と、丸山に見え隠れするダークな部分が浮き彫りになる。和服は、丸山の良さを一番引き出す服と言っても良いかもしれない。

　岡田のように雄々しさが際立つタイプ、加藤や丸山のように色っぽさが際立つタイプ、それぞれに良さがある。和服はやはり誇るべき日本文化のひとつ。ジャニーズメンバーたちが着ることで洋服では見えなかった魅力や、その人が持つ本来の色気を引き出してくれるアイテムなのかもしれない。（高橋梓）