特徴的なシンメトリーコースでタイムを競い合うジムカーナ競技、ジムカーナ・グリッドの2018年シーズン最終戦が11月26日~12月1日、南アフリカのヨハネスブルグで開催される。エクストリーム動画『ジムカーナ』シリーズでお馴染みのケン・ブロックのほかペター・ソルベルグ、D1GPに参戦中の斎藤太吾など、12カ国から合計48名のドライバーがエントリーしている。
ブロックとモンスターエナジーが主催するジムカーナ・グリッドは2011年に初開催されてから今年で7周年を迎えた比較的新しいモータースポーツ競技だ。そのルールは左右対称のジムカーナコースを2台のマシンが同時に走り、両サイドを入れ替えた後にふたたび走行。その合算タイムを相手と競い合うというもの。
昨年の南アフリカ大会では、テレビ中継とライブストリーミングを合わせ、全世界で800万人が同レースを視聴したと発表されている。
そんな新競技は16名が参戦するオールオイールドライブ(AWD)クラスと、32名が出場するリヤホイールドライブ(RWD)クラスに分かれ、各クラスの優勝者には総額5000ユーロ(約65万円)が贈られる。
また、タイヤスモークや華麗なドリフトテクニックなどの美術点を競うスモーク&スタイルクラス(AWD&RWD)も第3のクラスとして行われ、RWDに参戦する斉藤はこのクラスにも出場予定。勝ち上がればブロックと対戦する可能性もあるという。
■ヨハン・クリストファーソン「チームメイトのペター・ソルベルグは今回も110%の力でプッシュするらしい!」
初開催となった2017年の南アフリカ大会で、AWDクラス3位に入ったWorldRX世界ラリークロス選手権チャンピオンのヨハン・クリストファーソンは3週間後に迫った今大会に向けmonsterenergy.comに次のようなコメントを寄せている。
「今年はこれまでとは少し違う展開になりそうだ。僕は何かを予見し、速く走るために何をすべきかを自覚している。ジムカーナ・グリッドは他のレースとは全然違う。チャレンジしがいのある大きな試練だよ」
「僕はこれまでたくさんのカテゴリーや異なるスタイルのレースで戦ってきた。ラリー、ラリークロス、そしてサーキットでのレースにも参加してきた。ジムカーナは、さまざまなスキルを高いレベルで要求される実にユニークな競技だ」
「世界中のドライバーがこのレースに参加しようと集まってきて、自ら手を加えたり組み立てたりした自分のクルマで走るのを見るのは本当に素敵だし、よく見ておく価値がある。だから僕は南アフリカへ行くのが本当に楽しみなんだ」
「チームメイトのペター(・ソルベルグ)もトロフィーの奪還を目指して参加する。ペターは、いつも自分でそう言うように、今回も110%の力でプッシュするらしい!」
世界中のモンスターエナジー契約ドライバーが己のドライビングテクニックを披露するジムカーナ・グリッド。2018年最終戦の出場ドライバーやタイムスケジュール、ライブストリーミングの視聴方法などの詳細はモンスターエナジー公式サイト(https://www.monsterenergy.com/news/gymkhana-grid-returns-to-south-africa-for-2018)又はジムカーナ・グリッド公式サイト(http://www.gymkhanagrid.com/)まで。