左から中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧(Team HRC)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5) 全日本ロードレース選手権最終戦鈴鹿のJSB1000決勝レース1を終え、表彰台に登った高橋巧(Team HRC)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)がレース1を振り返るとともに、レース2への意気込みを語った。
■高橋 巧/Team HRC(レース1:優勝)
「事前テストではドライもウエットも走れていました。そのテストをいい形で進められて、レースウイークに入ってからは2分4秒台が見えてきていました。とはいえ、簡単にトップになれる状況ではないとも思っていました。それでも予選で2分4秒台に入れられてうれしかったし、今日になって雨になり、チャンスをもらえたのかなって感じていました」
「レースでは、2位以下と少し差が開いてからは、せっかく優勝できる状況で、リスクを負う必要はないなとペースを落としました。雨には自信があるから、チャンスだなと思っていました。今年HRCが復活して、このまま終わったらさすがにまずいと思ったし、ホンダにも申し訳ないと感じていたから、優勝できてよかったです。あとは、レース2に向けて気持ちを切り替えたいです」
■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース1:2位)
「(チャンピオン争いに対して)気負っていた部分もあります。スタートで出遅れたから、逆にスイッチが入ってよかったかなと思っています。すぐに挽回して上位に食い込めました」
「雨の時点で(高橋)巧選手が速いとは思っていて、逃がさないようにと考えていたけれど、スタートから出鼻をくじかれるとは思いませんでした。今朝は、タイトルは何度取っていても緊張するなという思いでした。2位とはポイント差が開いていたから、今回は守りに入っていました」
「レース1でタイヤチョイスもできたし、レース2はしっかり走りたいです。巧選手が本当に速いから、食らいついていいレースができたらいいなと思います」
■野左根航汰/YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5(レース1:3位)
「コンディションが難しく、朝のウオームアップ走行からから雨量が増えていました。巧選手を追いかけたかったのですが、明らかに自分とペースが違いました」
「中須賀選手に抜かれてからはじりじり離されてしまいました。攻めようとするとミスをしたので、最後はスムースな走りを心がけました。最後は後ろからも迫られていましたが、10周という短い周回に助けられました。この反省を生かしてレース2に臨みたいです」