トップへ

中上、MotoGPマレーシアGPは予選22番手と雨に翻弄されるも「ドライなら追い上げられる」と決勝に意気込み

2018年11月04日 01:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

FP4で転倒し、予選Q1では12番手で終わった中上。22番グリッドから追い上げを期する
MotoGP第18戦マレーシアGP予選で、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が22番手に沈んだ。セパン・インターナショナル・サーキットで行われたマレーシアGPの予選Q1はセッション前にスコールに見舞われ赤旗中断をはさみ、転倒者が相次ぐ厳しいコンディションとなった。

 スコールが降り出したのはフリー走行4回目のセッション中盤だった。熱帯地方に位置するセパン・インターナショナル・サーキットならではの天候だが、中上はこの雨に足元をすくわれ、転倒を喫することになる。

 続いて行われた予選Q1でも開始直後から振ったひどい雨により赤旗提示。セッションは約1時間20分もの間中断となった。再開後のコースコンディションはフルウエット。中上は思うようにタイムを上げることができず、最後のアタックでQ1トップのアルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト・チーム)より約3.2秒差の2分16秒558をマークしてQ1を終えることになった。

「今日の予選結果は本当に残念で悔しい」と中上は思わぬ形になった予選結果について語る。

「走行スケジュールが延期になり、ドライだった路面がフルウエットになるという難しい状況でした。フロント用にソフトコンパウンドのウエットタイヤで臨んだのですが、充分なフィーリングを得ることができなかったので、この選択は自分にとって少し柔らかすぎたのかもしれません。ブレーキングで大きくロスをすることになってしまいました」

 最後列から決勝レースを迎えることになった中上。決勝レースは天候上の懸念により、レーススケジュールが変更され、当初の予定よりも2時間前倒しで行われることが発表ずみだ。

 中上は「ドライコンディションなら、いいペースで走れるセットアップがあるので、追い上げのレースをできる自信がある」と意気込みを見せている。