MotoGP第18戦マレーシアGP、MotoGPクラスは、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで2日目の予選を行い、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。ビニャーレスはフリー走行3回目でトップタイムを記録。また、今レースよりケガから復帰したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)だが、初日を走った後、欠場することを決め、フリー走行3回目よりミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が代役として参戦することになった。
Q1前のフリー走行4回目はセッション中盤にスコールに見舞われ、ビニャーレスとジョルディ・トーレス(ドゥカティ)、カレル・アブラハム(ドゥカティ)が突然降り出した雨に足元をすくわれて転倒を喫してしまう。続くQ1は開始直後より雨がひどく、現地時間の15時10分より各ライダーコースインしたものの、すぐに赤旗が掲示。約1時間20分の中断を経て、16時30分から再開され、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)がトップタイムを記録、2番手にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が続き、Q2に進出した。
Q2は気温25度、路面温度28度のウエットコンディションとなったが、スタート時点では路面の水量は少なくなっていた。
Q2開始4分30秒過ぎにマルケスは2分13秒641を記録してリーダーボードのトップに浮上。さらに続く周回には2分12秒161とファステストを更新する。そのままアタックを続行したマルケスだったが、残り5分となった4コーナーで転倒。ピットに戻ってマシンを乗り換えて最後のアタックに出たものの、タイム更新はならず。しかし、前戦オーストラリアGPに続いて、今シーズン7回目となるポールポジションを獲得した。
2番手に2分12秒709でヨハン・ザルコ(ヤマハ)が続いた。ザルコは最後のアタックで自己ベストを記録。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は終盤2番手につけていたが、最後にザルコに逆転されて、2分13秒009で3番手となった。
4番手に2分13秒097でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が続き、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は最後のアタックラップ中に9コーナーで転倒を喫し、2分13秒183で5番手となった。
6番手に2分13秒274でジャック・ミラー(ドゥカティ)、7番手に2分13秒413でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、8番手に2分13秒463でアレックス・リンス(スズキ)の順で続き、Q1トップのバウティスタが2分14秒185で9番手に浮上。ダニ・ペドロサ(ホンダ)が2分14秒443で10番手に続いた。フリー走行総合トップでQ2に進んだビニャーレスは2分14秒856で11番手に止まり、Q1からQ2に進出したアレイシ・エスパルガロはQ2のセッション序盤に4コーナーで転倒、2分15秒340で12番手となった。
以下、Q1のタイム順にスコット・レディング(アプリリア)が2分13秒786で13番手、ピロが2分13秒823で14番手、チャビエル・シメオン(ドゥカティ)は2分13秒971で15番手。
16番手に2分14秒132でポル・エスパルガロ(KTM)が続き、ブラッドリー・スミス(KTM)はQ1のセッション序盤に転倒、マシンを乗り換えてアタックを続行したものの、2分14秒332で17番手に。トーマス・ルティ(ホンダ)はQ1の終盤に転倒を喫したものの、2分14秒843で18番手。
19番手に2分14秒994でフランコ・モルビデリ(ホンダ)、20番手に2分15秒364でステファン・ブラドル(ホンダ)、21番手に2分15秒679でアブラハムの順で続き、中上貴晶(ホンダ)はQ1前のフリー走行4回目で転倒、Q1では2分16秒558でセッション12番手に止まり、22番手から決勝に臨む。ホームレースのハフィス・シャーリン(ヤマハ)は2分16秒825で23番手に終わり、トーレスはフリー走行4回目の転倒でQ1に出走せず、24番グリッドから決勝に臨む。
なお、明日の決勝日のスケジュールだが、ウォームアップセッションが予定より1時間前倒しでスタート。決勝はMoto3クラスが午前10時(日本時間午前11時)、Moto2クラスが午前11時20分(午後0時20分)、MotoGP午後1時(午後2時)よりスタートすることに変更された。