水曜日のカンパネラとyahyelのコラボレーション楽曲“生きろ。”が、本日11月2日に配信リリースされた。
『SUMMER SONIC 2018』で初披露された同曲は、昨年コムアイ(水曜日のカンパネラ)と池貝峻(yahyel)が偶然会った際に交わした「一緒に楽曲を制作しよう」という会話がきっかけとなって作られたもの。作詞は池貝とコムアイ、作曲は池貝、コムアイに加え、yahyelの篠田ミル、杉本亘が担当した。
池貝はコムアイの印象について「変な話、世間はコムアイを誤解しているのかもしれないなと思った。まず、記憶力がすごい。だからこそ、着飾って、色々なふりをしているけど、表現の中では嘘がつきたくない人なんだと思う」とコメントを寄せている。
発表とあわせてジャケット写真が公開。写真家の山谷佑介がコムアイ、池貝と夜の新宿を赤外線カメラで撮影した写真が起用されている。
■池貝峻(yahyel)のコメント
コムアイとの最初の会話をみると、明け方に、必死になって互いの感覚を確かめあってる気がする。普段誰も声に出さないから上手く言葉にできない感覚を、慎重な例え話をしながら。僕はその瞬間が一番嬉しかったです。
東京ほど、レットイットビーできない街はないのかもしれない。何となく、波風を立てないよう、無理やり何かのふりをしていても、誰かがそんな“無理やり”の褒め方を見つけて、がんじがらめになる。
その先で悩んでも、喜んでも、血しぶきがあがっても、気づく前に止まるということを知らない。
結末の、束の間の“安堵”に息を切らすことに精一杯だとしても、その時しか気づくことはできないんだよ。ちゃんと残さなないと。
僕はこの経験を通して、変な話、世間はコムアイを誤解しているのかもしれないなと思った。まず、記憶力がすごい。だからこそ、着飾って、色々なふりをしているけど、表現の中では嘘がつきたくない人なんだと思う。今の東京というイメージを背負いながらも、濁りひとつない目で、悲しみを見据えている強くて、弱い人間なんじゃないかなと思う。
そんな、彼女を支えるチームと、いつになく僕を雄弁にしてくれた彼女に感謝したいです。
僕らの世代は、ちゃんと見据えて、そして生き延びよう。我々はちゃんと残すという責任を負います。