トップへ

WEC上海にスポット参戦するコルベット・レーシング、“レッドライン”が特徴のC7.R公開

2018年11月02日 12:02  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

アジア初登場となる64号車シボレー・コルベットC7.Rのデザインイメージ
11月16~18日、中国の上海国際サーキットで開催される2018/19年WEC世界耐久選手権第5戦上海6時間レースにスポット参戦するコルベット・レーシングは11月1日、LM-GTEプロクラスに投入する64号車シボレー・コルベットC7.Rのカラーリングを発表した。

 北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)を主戦場としながら、毎年ル・マン24時間にスポット参戦しているコルベット・レーシングのコルベットといえば、“コルベット・イエロー”を車両全体にまとうカラーリングでお馴染みだ。

 しかし、ワークスチームとしては異例のスポット参戦となる今回、アメリカンチームはマシンのイメージを大きく変更。シルバーを基調に、中国で生産されるシボレーシリーズの特徴となっているレッドラインとブラックアクセントが含まれた目新しいカラーリングを採用した。

 この新カラーリングの中でもっとも特徴的であるレッドラインは、フロントチンスポイラーからサイドスカートにまわりリヤのロワ下部まで続く。また、ボンネットとルーフ、ホイール、リヤウイングおよびその翼端板ではブラックのアクセントと組み合わされる形でレーシングコルベットを彩っている。

 この他、WSCCやル・マン参戦時には見られないシボレーの大型ロゴがフロントウインドウ上部のバナーと左右のドアに確認できるのも、今回のスポット参戦車の特徴のひとつだ。

 そんな64号車コルベットをドライブするオリバー・ギャビンは「僕はこれまでにコルベットC5-R、C6.R、C7.Rという3代のコルベットを乗り継いできたけれど、それらはすべてイエローだった。しかし“レッドライン”を見て素晴らしいと感じたよ」とコメントした。

「僕にとってこのデザインは新鮮でシャープな印象を受ける。とてもクールだ。(コクピットから見える)ボンネットがイエローじゃないことにはじめは戸惑うかもね(笑) でも、すぐに慣れると思うよ」

 また、ギャビンとペアを組むトミー・ミルナーもレッドライン仕様に好印象を抱き、「素晴らしい出来だ」と愛車のデザインを評価する。

「(新しいデザインは)確かにコルベットが持つ歴史と情熱を感じることができる。“レッドライン”という重要な特徴がそれを体現しているんだ」

「本当にスポーティな外観だよね。僕たちは(初めて乗る)イエロー以外のカラーリングになったコルベットをドライブできることに興奮しているんだ!」

 2018年のWSCCで2年連続ドライバーズタイトル、3年連続チームタイトルを獲得したコルベット・レーシングのシボレー・コルベットC7.Rは11月16~18日、WEC“スーパーシーズン”第5戦上海でアジアデビューを飾る予定だ。