11月2日から開催されるMotoGP第18戦マレーシアGPを前に、モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが意気込みを語った。
■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング3位)
オーストラリアGPでは6位に終わり、ロッシはランキング2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とのポイント差が9ポイントから15ポイントに広がってしまった。
ロッシは、セパンの最高峰クラス(500cc/MotoGPクラス)では通算6勝を記録。昨年は7位に終わったものの、2012年以降、すべて上位入賞し、2014年と2016年に2位、2015年に3位に入賞している。
「オーストラリアでは重要なポイントを失ってしまったのは残念だが、マーベリックとヤマハにとってはいいレースとなった。3連戦最後のセパンでいいウイークを過ごすことが重要だ」
「競争力を持つために、ハードワークを続けなければならない。セパンは最高のコースのひとつとは言えないが、ベストな結果を得るために常にトライするつもりだ」
■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング4位)
オーストラリアGPで今シーズン初優勝を達成、ヤマハにとっても約1年4カ月ぶりとなる今季1勝目を記録したビニャーレス。タイGPでマシンセットアップの手ごたえをつかみ、日本GPでは7位に終わってしまったものの、オーストラリアGPでは単独トップに立ち、独走で勝利を収めた。
セパンではMotoGPクラスでは表彰台獲得経験はないものの、2015年以降、3年連続シングルフィニッシュ。125cc時代の2011年、Moto2時代の2014年には優勝を経験している。MotoGPクラスで初の表彰台獲得なるか。
「オーストラリアGPの勝利の後、僕はとてもハッピーだ。チームは不振を挽回するためにとても頑張ってきた。オーストラリアではフィーリングもよく、僕も自信を取り戻すことができたが、次はセパンだ」
「僕たちはモチベーションが高い。セパンはフィリップアイランドやもてぎとはコンディションが異なる。常に暑く、フィジカルの負担も高い」
「フィリップアイランドでは重要な一歩を踏み出すことができた。正しい方向に進んでおり、これを続け、より多くの勝利を記録して残りのシーズンを終えたい」