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ゾゾスーツの計測なしで購入可能「ZOZO」全アイテムに適用へ

2018年10月31日 18:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「ZOZO」トップページより
ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOの前澤友作代表が10月31日、プライベートブランド「ゾゾ(ZOZO)」全アイテムの購入を誰でも可能にする考えを明らかにした。

 同社は「ゾゾスーツ(ZOZOSUIT)の計測データ」「基礎ユーザー情報」「製品へのフィードバック」をかけ合わせた新技術を開発。極めて高い計測値が予測できるという。同技術を導入することにより計測の手間を省くほか、アプリ以外からでも買えるようにする狙いがある。
 現時点でスリムテーパードデニムといったデニムアイテムやTシャツは、ゾゾスーツを持っていない人でもアプリ上で「身長」「体重」「年代」「性別」を設定することで購入が可能になっている。今後全アイテムに拡大し、ビジネススーツにも適用する予定だ。
 新技術の導入に伴い、ゾゾスーツの無料配布計画を当初の600~1,000万枚から最大300万枚へと大幅に減らし、30億円のコスト削減を図る。
 2019年3月期第2四半期の連結決算会見で前澤代表は「ゾゾスーツにスポットが当たりがちだったので、商品に注目してもらえるように開発を進める。服の部分にフォーカスが当たるようなストーリーを作っていきたい」とコメント。日本人の体型データはある程度蓄積できたとして、今後は各国のユーザー特性を知るための計測サンプルデータの収集用に利用し、ゾゾスーツ自体は現状廃止しない。なお、ゾゾの今期の売上目標は引き続き200億円とする。