ロックバンド「LUNA SEA」や「X JAPAN」のギタリストであるSUGIZOさんが自身のユーチューブチャンネルで食レポを公開し、ネット上でジワジワと話題になっている。これまで主にライブや対談などをアップしてきたが、ここ最近食レポ動画が3本公開された。
10月24日投稿の最新作では、名古屋にあるウナギの有名店「あつた蓬莱軒」のひつまぶしを食レポした。同店は「天国のよう」といい、うな丼の蓋をあけ、ぎっしり詰められた鰻を見せ「美しいでしょう。これが世界で一番美味しい鰻」と誇らしそうに話した。
食べるたびに穏やかではあるが感嘆の声をあげ、落ち着いた声色で、
「みんなにこの感動を分けてあげたい」
「外はパリパリで中はフワフワ」
「ごめんね鰻。君を食べているよ」
などとコメントしている。
「人生で最後に食べるものはこれと決めている」というチョコタルトに拝む姿も
SUGIZOさんは、まず山椒を多めにかけてうな丼として食べる。次は、ネギ、海苔、ワサビをのせ、お茶漬けにせずに食べる。これを「SUGIZO系」と称していた。なんでもウナギとワサビが非常に合うのだという。そして最後にお茶漬けで食べるのがお好きなようだ。
また「美味しいものを食べていると生きててよかったと思う」といい、
「生命を維持するためには別に美味しくなくてもいい。美味しいものって生命を維持する最低限の役目の先にある、ある種エンターテイメントというか音楽や映画や絵画に近いと思う。美味しいものにはそういう感動がある」
と語った。ひつまぶしについては「香ばしさとコクとあっさりとピリ辛と甘さと、あらゆるものがここにある。まるでここが小宇宙のよう。日本の庭園に似ているかもしれない」とSUGIZOさんワールド満載の食レポをしていた。
京都のローチョコレート店「Cocoa Magic」をレポートする動画もSUGIZOさん色が強く現れている。SUGIZOさんは15年前から素材を生で食べることで酵素や栄養素を効果的に摂れる「ローフード」にこだわっている。
同店のローチョコレートは「自然とちゃんと繋がれる。自然の恵みをちゃんといただける」とお気に入りだ。「人生で最後に食べるものはこれと決めている」というチョコタルトを食べると、深く味わい、「ありがたい。ありがたい味です」と拝んだ。
一方、「天下一品」愛好家の面も 「朝から天一を食べられるのは元気な証拠」
その一方で、同じく京都・天下一品総本店を訪れた動画も公開している。SUGIZOさんは天下一品に通い始めて約20年。普段はグルテンフリーを目指しているが、天一に来ると「麺抜きはあり得ない」とラーメンを食べるといい、「2か月に一回は我慢できずに食べる」と話す。
総本店は「京都に来たら必ず来る」と言うほどで、長年の天一通として「ラーメン(こってり/スープ多めのねぎ多め)」「単品キムチ」「コロッケ定食」「にんにく薬味」を注文することが定番だという。
まずラーメンににんにく薬味を入れ、ラーメン胡椒を大量にかける。途中でキムチを入れたり、スープと白ごはんやコロッケと一緒に食べたりなど様々な楽しみ方をしていた。撮影時間は朝11時頃で、
「朝天一、結構ヘヴィです。でも天一を食べられるのは元気な証拠」
とコメントしていた。天下一品は各地に店舗があるのでどこで食べても同じかと思うが、「やっぱり違う。こってりだけど味がきめ細かい。もしかすると京都の水ってことが重要なのかもしれない。東京と全然違う」とも語っている。
これらの動画に対して、コメント欄では
「まさかあのSUGIZOがこんなことするなんて!しかも天一好きなんて!」
「Sugizoさんの食事を見てると命のありがたみを改めて考えさせられる非常に有意義な時間をありがとうございます」
「SUGIZOさんのフェイバリットには、人並み以上のリスペクト感を感じるので、見る側としても『本当に良いものを勧めてくれてるんだなぁ』という気持ちになる」
など「『食』を人生の中でもの凄く大切にしてることがよくわかる」といった声が多く寄せられた。