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BREITLINGが琢磨、中上、室屋のチームを結成。同乗走行では『お互い“Sっ気”を発揮した(笑)』

2018年10月31日 17:21  AUTOSPORT web

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BREITLINGの「ジャパン・レーサーズ・スクワッド」に参加する佐藤琢磨と室屋義秀氏
スイスの高級腕時計メーカー『BREITLING(ブライトリング)』は10月30日、日本のモータースポーツ界を代表するアスリートによって構成される「JAPAN RACERS SQUAD(ジャパン・レーサーズ・スクワッド)」の結成を発表。世界で活躍する佐藤琢磨、中上貴晶がモータースポーツ界から参加する。

 これは、BREITLINGがそれぞれの分野で世界的に活躍しているプロによるチーム(=スクワッド)の結成とスクワッドとしてのミッション達成などをサポートするという「#SQUADONAMISSION」キャンペーンの活動の一環だ。

 すでに、エアロバティックスのスペシャリストが揃う「BREITLING JET TEAM」、冒険家による「EXPLORERS SQUAD」、サーファーによる「SURFERS SQUAD」、映画俳優による「CINEMA SQUAD」が結成されている。

 ここに日本独自のスクワッドが加わることになり、そのメンバーとして、レッドブル・エアレース・ワールド・チャンピオンシップから2017年にアジア人初のシリーズチャンピオンとなった室屋義秀、MotoGPを戦う中上貴晶、そしてインディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨が参加することになった。

 この3人は今後、BREITLINGのダイナミックな価値観である「行動」「目的」「パイオニア精神」を共有・体現しながら、モータースポーツにおいて世界で勝つために必要な資質と、それを体得していくために必要なものを若い人たちに伝えていく、というミッション達成を目指していく。また、BREITLINGは琢磨のパーソナルスポンサーとしても活動をサポートする。

 JAPAN RACERS SQUAD結成を記念して都内のホテルで室屋×琢磨のトークショー(中上はMotoGPのスケジュールのため不参加)が開催。


「昨秋のレッドブル・エアレース・チャンピオンシップ 最終戦インディアナポリスにプレゼンターとして訪れたのですが、お互い空力の世界で戦っているし、お会いしたら初対面じゃない感じがして……。すぐに飛行機についていろいろ聞いたりしていました」と琢磨。

 一方、室谷氏も「琢磨さんはずっとしゃべっていた。そしたら僕の本番のフライトの時間が近くなってきて、マネージャーから話を止められたくらい(笑)」と、すぐに意気投合した話を披露。

 また、室屋はもてぎのオーバルで琢磨ドライブのNSX-GTに、琢磨は室屋操縦の飛行機に、それぞれ同乗走行したそうで、琢磨は「お互いプロの世界を知っているから、僕はレーシングカーを見てもらいたいと思って。でも、僕らはエンターテインメントでもあるから、お互いいわゆる“Sっ気”を発揮して、いろんなことをやりました(笑)」

「そしたら、室屋さんがもてぎの仕返しなのか、飛行機でひねり込みみたいなスペシャル技を出してきて(笑)。さすがに目が回りました」などのエピソードで会場を沸かせていた。

 BREITLINGというブランドのイメージについて琢磨は、「僕もみんなと同じで、空のイメージが強い。室屋さんが目の前で飛ぶのを見て、それを強く感じました。圧倒的な正確性や信頼性が求められる航空という分野で世界的に支持されているから、安心感がある」

「時計は男性が唯一装着するアクセサリーとも言えるけど、デザインも究極の機能美からということで、“男心”をくすぐるようなカッコよさがある。僕は道具を使って戦うレーシングドライバーとしてモノに対するこだわりはとても強いので、そこはBREITLINGの大きな魅力だと思います」

「空をイメージした時計ブランドはいくつかありますが、やっぱりそのなかでも別格じゃないかな。一方で自動車レースにも参画しているから、僕が好きなコンペティションに常にいるというイメージもありますね」と話していた。