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ヘンリー王子、王室NGのセルフィーに再び対応 母親を亡くした6歳男児に声かけも

2018年10月31日 12:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

詰めかけた人々と交流するヘンリー王子&メーガン妃(画像は『The Royal Family 2018年10月30日付Twitter「See more of The Duke and Duchess of Sussex’s official visit to Australia, Fiji, the Kingdom of Tonga, and New Zealand here」』のスクリーンショット)
ロイヤルツアー15日目となった現地時間30日、英王室ヘンリー王子とメーガン妃はニュージーランドのオークランドにある「ヴァイアダクト ハーバー」へと向かった。詰めかけた多数の人々から、花束やぬいぐるみのギフトを受け取る夫妻。できるだけ多くの人と話をしようと積極的に握手を交わすヘンリー王子だったが、とりわけ王子の注意を引いたのは6歳の男児だった。

夫妻初のロイヤルツアーでオセアニア諸国を訪問中の英王室ヘンリー王子とメーガン妃。ツアーも大詰めとなった現地時間30日には、ニュージーランド最大の都市オークランドにある「ヴァイアダクト ハーバー」を訪れた。同地でも大きなポスターや歓声で迎えられた夫妻は、たくさんの王室ファンから花束やギフト、手紙などを受け取った。

そんななか、ヘンリー王子はある男児の前で足を止め、その子と話し込んだり王室では禁止されているはずのセルフィーを撮ったりする様子が目撃された。この男児は6歳になるオティア・ナンテくん(Otia Nante)で、祖母のテさん(Te Nante)は、ヘンリー王子にオティアくんの母親が最近になって自ら命を絶ったことを明かしている。

テさんがのちに『News Corp Australia』に明かしたところによると、ヘンリー王子はオティアくんに向かって、このように話しかけたという。

「人生はきっといつだって上手く行くはず。僕を見てごらん。」

「どうにかして、34歳まで生きてきた。そして僕の人生は今、素晴らしいものになっている。」

「素晴らしい女性と出会って、僕は結婚した。」

「美しい妻がいて、もうすぐ子供も生まれるんだ。君の人生もきっと上手くいくから心配しないで。」

そしてヘンリー王子は、祖父母を大事にするようにと付け加えた。また祖母のテさんに対しても「あなたのサポートは素晴らしい」「祖母という存在は、私たちにとって何ものにも変えることができない、大切なものです」と伝えたそうだ。

最後には王室でタブーとされているセルフィー撮影にも快く対応、そのオティアくんと王子のツーショットはInstagramアカウント「Meghan & Harry supporters」に公開されており、

「なんて心温まるエピソード」

「ハリーはきっと素晴らしいパパになるね」

「ハリーのこの笑顔、亡くなったダイアナ妃にそっくり!」

など、たくさんのコメントが書き込まれている。

ヘンリー王子自身も、12歳の時に最愛の母ダイアナ妃を事故で突然失っている。母を亡くした喪失感や英王室の一員として常に人目にさらされることのストレスから、10~20代はかなり荒れた生活をしていた。母の死により悲しみを20年近く封印していたヘンリー王子は、やがて心のバランスを崩し、精神が破綻寸前になったこともあったとインタビューで告白したこともある。

セラピーに通うことで心の平穏を取り戻した王子は現在、兄ウィリアム王子夫妻とともに立ち上げた「Heads Together」を通じ、メンタルヘルスへの偏見をなくすこと、そして理解を深めることに尽力している。

ヘンリー王子のように愛する母親を突然失ってしまった6歳のオティアくんにとって、この日王子と交わした会話がこの先ずっと心の支えになっていくことを願うばかりだ。

なおヘンリー王子とメーガン妃は現地時間31日まで公務を行い、翌11月1日オークランドよりおよそ24時間のフライトを経て英ロンドンへと帰国する。

画像は『The Royal Family 2018年10月30日付Twitter「See more of The Duke and Duchess of Sussex’s official visit to Australia, Fiji, the Kingdom of Tonga, and New Zealand here」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)