社団法人ストレスオフ・アライアンスは10月30日、睡眠に関する調査結果を発表した。調査は今年3月に全国の男女14万人を対象にネット上で実施。「ストレスオフ白書」としてまとめた
平均睡眠時間を聞くと、男女ともに平日は「6~7時間」(男性31.3%、女性33.4%)が最多。3割前後は理想とされる睡眠時間を確保できている。
一方、非常に短い「5時間未満」睡眠は、平日で男性20.5%、女性は14.5%となった。休日でも男性14.6%、女性9.7%で、中々睡眠時間を確保できない人も少なくはないことがわかった。
睡眠時間「5時間未満」、男女ともに関西以西に多い傾向
性年代別に見ると、平日に睡眠時間が「5時間未満」が最も多いのは20代男性(25.4%)で、4人に1人が回答している。以降、40代男性(22.6%)、30代男性(22.1%)、50代男性(20.8%)と続いた。
女性は50代女性(16.2%)が最も多く、40代(15.8%)、20代(15.3%)、30代(13.9%)となった。休日も「5時間未満」は20代男性(19.7%)が最も高く、女性(8.7~10.7%)より高い傾向が見られた。
都道府県別に見ると、男性で「5時間未満」が最も多いのは「徳島県」「沖縄県」(同26.2%)で、以降「島根県」(23.9%)、「奈良県」(23.7%)、「熊本県」(23.7%)、「長崎県」(23.5%)、「香川県」「埼玉県」(同23.2%)、「大分県」(23%)と続く。
女性は「山梨県」(19.7%)が最多で、「佐賀県」(18.9%)、「沖縄県」(18.7%)、「山口県」(18.6%)、「宮崎県」(17.6%)、「高知県」(17.4%)、「和歌山県」(17.3%)、「富山県」(16.8%)、「鳥取県」(16.6%)となり、男女ともに関西以西が多くランクインしている。
一方、最も割合が少なかったのは、男性が「宮城県」(14.1%)で以降「新潟県」「三重県」(同17.3%)、「岐阜県」(17.5%)と続く。女性は「岐阜県」(11.5%)が一番少なく、「愛知県」(11.8%)、「鳥取県」(12.3%)、「福島県」(12.6%)となった。
「ベッドに入る直前までPC・スマホ操作をする」20代女性の8割
「5時間未満」の人の割合を職業別に見ると、男性は「畜産」(42.5%)、「受付案内事務員」(42.5%)、「レジスター係」(42.3%)で多く、「現在働いていない」という人でも39.7%いた。以降「漁業」(38.7%)、「運転手(電車)」(38.6%)、「林業」(36.8%)などが続く。
女性は「ガソリンスタンドスタッフ」(34.2%)が最多で、「運転手(電車・バス・タクシー)」(34%)、「歯科医師」(29.6%)、「飲食店店長」(27.6%)、「宅配業務、宅配業務補助」(22.4%)、「運輸・通信事務」(21%)となった。
睡眠にまつわる行動についても聞いた。「朝から疲れている」と回答した人を性年代別に見ると、20代(男性44.7%、女性52.4%)と30代(男性40.3%、女性47.7%)で多かった。
「ベッドに入る直前までPCやスマホの操作をする」は20代女性(80.1%)が最も多く、30代女性(73.5%)、40代女性(63.9%)と女性で多かった。「昼夜逆転の生活」は20代男性(22%)が最多で、唯一2割を超えている。