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amazarashi、新シングル曲「リビングデッド」“検閲済み”MV公開 アプリで検閲解除可能に

2018年10月30日 19:52  リアルサウンド

リアルサウンド

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 amazarashiが、11月7日に発売する新シングルより表題曲「リビングデッド」MVを公開した。


(関連:amazarashi「リビングデッド」MV


 同楽曲は自身初の武道館公演、朗読演奏実験空間『新言語秩序』にむけたテーマ曲。先だってオリジナルスマホアプリ上で公開された小説『新言語秩序』に登場する、自由な発言を検閲する自警団・新言語秩序によって“検閲”されたため、映像も楽曲もノイズ混じりとなっているとの設定だ。


 今回公開された“検閲済み”MVは、〈同じ空の下で〉や〈こぼれた涙の数だけ〉など、J-POPの典型的なフレーズに全編埋め尽くされている。産業技術総合研究所が開発した「典型的歌詞フレーズ生成技術」を応用し、株式会社シンクパワーが配信する20万曲分の日本語の歌詞を統計的に解析して自動生成されたものだという。テンプレート化された言葉だけの使用を推奨する、「新言語秩序」の行動理念にのっとった表現とのこと。


 なお、MVに施された“検閲”は、スマホアプリ『新言語秩序』で解除することができる。“検閲解除済み”MVは、何者かに連れ去られた女性が、閉鎖空間の中で洗脳を受け、悶え苦しむという内容に仕上がっている。映像では、女性の洗脳シーンだけではなく、秋田ひろむ本人が“再教育“に抵抗しながら歌う様子も描かれているという。(リアルサウンド編集部)