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スーパーGT最終戦ポイント早見表:GT500は一騎討ちの様相。RAYBRIGかKeePerか、はたまた……!?

2018年10月30日 19:31  AUTOSPORT web

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GT500クラスはRAYBRIG NSX-GTとKeePer TOM'S LC500が同ポイントで今季最終戦を迎える
10月21日、スーパーGTの2018年シーズンは第7戦オートポリスを終え、いよいよ11月10~11日に栃木県のツインリンクもてぎで開催される第8戦を残すのみとなった。今季最終戦を前に、GT500クラスのチャンピオン争いの状況と条件をチェックしておこう。

 今季のGT500クラスは、第7戦を終えた時点でランキング首位は、第6戦で優勝を飾ったほか、第1戦岡山・第3戦鈴鹿で2位表彰台を獲得したRAYBRIG NSX-GTの山本尚貴/ジェンソン・バトン組が67ポイントで首位。第7戦オートポリスを制したKeePer TOM'S LC500の平川亮/ニック・キャシディ組が67ポイントで同点に並んでいる。スーパーGTでは同点の場合は勝利数、次いで2位の回数でランキングが決することから、2位2回を得ている山本/バトン組が首位だ。

 この2組は、ランキング3位につけるau TOM'S LC500の関口雄飛に対して12ポイント差をつけており優位な状況にある。関口、ARTA NSX-GTの野尻智紀/伊沢拓也、欠場のため関口よりポイントが少ないau TOM'S LC500の中嶋一貴までチャンピオンの可能性があるが、関口は2位以上、野尻/伊沢、一貴は優勝が最低条件だが、この場合必然的に関口も優勝するため、関口が仮に欠場しない限り可能性はない。またこの3組は上位2台の結果に左右されるため厳しい状況にある。

 山本/バトン組、さらに平川/キャシディ組は最終戦で表彰台を獲得し、ライバルに対し先着すればチャンピオンを決められるが、両組が仮に無得点に終わり、ARTA NSX-GTやau TOM'S LC500が上位に入った場合、状況は複雑化してくる。

 これまでのツインリンクもてぎでの“相性”はどちらかといえばレクサスLC500優勢にあるといわれているが、今季のホンダNSX-GTの速さ、そしてライバルたちの動向も気になるところ。特に今季チャンピオン争いに1台も残れないというまさかの展開となったニッサンGT-R勢も、今回の最終戦で是が非でも勝利を収めて終わりたいはず。特に昨年、もてぎではMOTUL AUTECH GT-Rが優勝している。

 スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿では、山本尚貴とニック・キャシディがマッチレースを展開したが、スーパーGTでも同じような展開になるのだろうか……!? ファンにとっては見逃せないレースとなりそうだ。