フェラーリF1チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは、チームは団結して、コンストラクターズ選手権獲得を目指すと述べた。
メキシコGPでは、予想通りルイス・ハミルトンが2018年のF1世界選手権を制した。直近の数戦で築いた十分なポイント差と、モンツァから鈴鹿まで4戦連続優勝を果たしたおかげだ。
メルセデスに比べて優れていると大方がみなしていたマシンがあったにも関わらず、一連のベッテルの不運とチームのミスのせいで、2017年の展開と同様に、フェラーリのタイトル獲得の望みはシーズン後半に次第に潰えていった。
ベッテルは、予想してはいたものの、タイトル争奪戦に敗れたことを認めるのは「恐ろしい瞬間」だったと語っているが、アリバベーネは今後もチームを引き締め、コンストラクターズ選手権と将来に向けて戦いを続けると主張している。
「我々は諦めない」とアリバベーネはSky Italiaに語った。
「コンストラクターズ選手権はまだ決まっていない。我々はより多くのコンストラクターズポイントを獲得しており、最後まで諦めることはない」
ベッテルのシーズン後半の不調にも関わらず、アリバベーネは彼に対してチームが揺るぎないサポートを与えることを確約している。
「このような暗い時期には、彼の近くにいてやらなければいけない。彼をひとりにはしない」
「我々は強くあらねばならないし、彼のためにすべてを投げ出さなければならない。前進し、諦めないことだ」
「他の誰かが逆のことを言おうとも、我々は一体であることを証明してきた。だから前に進み続けようではないか」
アリバベーネは、ライバルについては話したがらないが、タイトルを獲得したメルセデスとハミルトンを祝福した。
「他のチームについては話さない。我々は直近の2レースでは彼らを追い詰めていた。だから判断は君たちに任せよう」
「ハミルトンには祝意を伝えたい。だがこれからはコンストラクターズ選手権を戦おう。厳しい戦いになるが、我々は諦めない」