イタリアメディアの噂によると、マラネロでは、フェラーリF1チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネと、テクニカルディレクターのマッティア・ビノットとの権力争いが勃発しているという。
もちろん、イタリアのプレスがフェラーリについて伝えるときは、通常は事実内容を取り上げ、誇張とともにストーリーを作り上げ、その内容を5倍にして報道するのがいつものことだ。
とにかく、夏の後にフェラーリのタイトル獲得の可能性がほぼ消滅して以来、チームの重鎮たちの不和の噂がF1パドック内で囁かれるのは、今年初めてのことではない。
アリバベーネとビノットの不和の原因は(もしあればだが)、最近のチーム・パフォーマンスにまさに関わるものであることは想像に難くない。批判と叱責が対立するふたりの間で噴出していると見られている。
イタリアの報道によると、最終的な結果は混乱している上層部に委ねられており、ビノットはフェラーリCEOのルイ・カミッレーリに次のような最後通告を発したという。「彼(アリバベーネ)を取るか、私を取るかだ!」
フェラーリに近い筋によると、この争いはメルセデスとルノーの注意を引いているという。ビノットがマラネロを去ることになれば、両チームともそれぞれの技術部門に喜んで彼を迎えるだろうからだ。