2018年F1メキシコGP決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドはトラブルでリタイアした。今シーズンのリタイアは8回目。71周のレースの61周目、リカルドは2番手を走行していたが、マシン後方から白煙が上がり、コース脇でとまった。
チーム代表クリスチャン・ホーナーは、「突然ハイドロ系のトラブルが起きた」と説明している。
■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=リタイア
ダッシュの表示でトラブルが発生したことを知った。ハイドロ系の問題だと思う。すぐにリタイアするしかなかった。本当に最悪だ。日曜にサーキットに来る意味がないんじゃないかとすら思い始めている。もう長いこと、順調な週末というのがない。何かしら起きてしまうんだ。気持ちが折れてしまうよ。気持ちが落ち込んでいるというか、それ以上に辛い気分だ。
昨日ポールポジションを獲ったが、スタートでそれを失った。土曜はうまくいっても、日曜にはそうはいかないみたいだ。こんな風にシーズンを終えたくはない。誰もわざとやっているわけでないのは分かっているけれど、僕には幸運は訪れないみたいだね。今日チームのためにダブル表彰台を獲得できたらよかったのにと思う。皆がそれを目指していたんだ。
僕は元々ポジティブな人間だから、明日起きた時には、何かしら前向きなことを見つけ出していると思うけどね。
(レース直後のメディアインタビューにこたえ)苛立ちなんて言葉では言い表せない。絶望的というのが一番近いと思う。またマシンにトラブルが起きた。スタートにしても、(練習では)ずっとうまくいっていたのに、実際のスタートになるとおかしくなった。日曜になると何かしら起こる。僕には説明がつかないよ。もうこのマシンは(来年乗るピエール・)ガスリーに任せる。
日曜に来る意味を見いだせないし、あと2戦走っても仕方ないんじゃないかとすら思う。迷信を信じる人間ではないが、僕のクルマはのろわれている。