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MotoGPオーストラリアGPで転倒負傷のクラッチロー代役として、次戦マレーシアGPにブラドル起用

2018年10月29日 14:31  AUTOSPORT web

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MotoGPマレーシアGPにクラッチローの代役として参戦するブラドル
LCRホンダ・カストロールは10月28日、MotoGP第17戦のフリー走行2回目でクラッシュし、オーストラリアGPを欠場したカル・クラッチローの代役として、第18戦マレーシアGPにステファン・ブラドルを起用することを発表した。

 クラッチローはオーストラリアGP初日のフリー走行2回目のセッション中、1コーナーで転倒。搬送先の病院で右足首の骨折が確認された。クラッチローはすでに骨を正常な位置に戻すための手術を終え、右足首の腫れが引くのを待って今週の水曜または木曜に、プレートで骨を固定する2度目の手術を受ける予定だ。

 クラッチローの代役として指名されたのは、現在HRCのテストライダーを務めるブラドル。ブラドルは2011年、Moto2クラスでチャンピオンを獲得し、その後2012年から2016年まではMotoGPクラスで活躍した。2018年はフランコ・モルビデリ(エストレージャ・ガルシア・0.0・マーク・VDS)の代役参戦したドイツGPを含め3戦にエントリーしている。

 今季、自身4戦目となるマレーシアGPに代役参戦することになったブラドルは「カルのことは残念だよ。ここ数戦や前戦日本GPでの2位表彰台を含めて、いい調子で来ていたのにね。カルが早く回復することを願っているよ」とクラッチローの怪我について触れつつ、古巣であるLCRからMotoGPに参戦することには「いい機会だ」と語る。LCRは2012年、ブラドルがMotoGPクラスに昇格した際に所属したチームだった。

「僕たちは3年間、ともに過ごした。このチームには僕が知っているスタッフが大勢いる。HRCや(チーム代表の)ルーチョ(・チェッキネロ)が迅速に対応してくれたことには感謝したい。LCRのスタッフ、このチームとともにまた戦えるのが楽しみだよ」

 LCRホンダは次戦マレーシアGPを、ブラドルと中上貴晶の布陣で挑むことになる。