トップへ

消費税増税後に節約するもの、女性は「衣料品」が最多 増税前に買っておきたいものは「家電製品」

2018年10月29日 12:51  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

エアトリは10月29日、消費税増税に関する調査の結果を発表した。調査は10代~70代の男女1337人を対象に実施した。

2019年に消費税率が10%に引き上がることを知っている人は98.4%に上った。増税前に購入しておきたいものを聞いたところ、男性では家電製品が41.2%で最も多く、2番目が海外旅行(31.9%)、3番目がパソコン・周辺機器(24.6%)だった。女性も家電製品が47.4%で最も多く、2番目は海外旅行(40.6%)、3番目は日用品(33.7%)だった。

男女差が大きかったのは、化粧品と車・バイク。化粧品は25.4%の女性が購入しておきたいと答えた一方、男性では3.1%に留まった。車・バイクは男性の27%、女性では13.9%

「増税するなら使用方法を明確にしないと納得できない」という声も

2019年10月までに旅行を計画しているかどうか聞いたところ、「増税に関わらず旅行に行く予定」が70.6%で最も多かった。「増税のニュースを聞き、増税前に旅行に行く予定」は14.6%に留まった。

旅行の予定がある人に予算を聞いたところ、「いつもと変わらない予定」という人が70.7%だった。「いつもより節約した旅行」は9.7%、「いつもよりお金をかけた旅行」は4.1%に過ぎなかった。

増税後にどの費用を削減するか聞いたところ、男性では「特に削減する予定はない」が44.8%で最も多かった。一方、女性では衣料品(50%)、食費(37.0%)、日用品(36.9%)の順に多かった。

現在の支払い方法で最も利用頻度が高いものは、クレジットカードが53.6%で半数を超え、次いで現金が41.2%だった。増税後、キャッシュレス決済で買い物をした人に対してポイントで還元する制度の導入が検討されていることから、増税後に支払い方法を変える予定の人も24%いた。

消費税増税そのものに対しては、

「増税分の収支、使用方法を明確にしてもらわないと納得できない」(40代男性)
「ある程度はしょうがないと思うが、もっと、政治や公共の予算を削減できる所があるのではないか、と思ってしまう」(50代男性)

といった意見が寄せられた。やはり増税するからには、無駄を削減し、使途を明確にしてほしいと思っている人が多いようだ。