2018年F1メキシコGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは10位、ブレンドン・ハートレーは14位だった。
ガスリーはパワーユニットとギヤボックス交換により合計20位降格のペナルティを受け、20番グリッドからハイパーソフトタイヤでスタート、バーチャル・セーフティカー出動時の5周目にスーパーソフトに交換、26周目には再度スーパーソフトに換えて、2回ストップで走った。
ハートレーは14番グリッドからスーパーソフトタイヤでスタート。1周目にタイヤにフラットスポットを作ったためにすぐさまピットインし、ウルトラソフトに交換した。24周目にはスーパーソフトに履き替えて、そのままチェッカーまで走り切った。
ハートレーは終盤、11番手まで順位を上げていたが、エステバン・オコンとの接触が審議対象になった。ターン2のエイペックスでオコンに十分なスペースを残さなかったとして、接触の全責任がハートレーにあるとスチュワードは判断、5秒加算のタイムペナルティとペナルティポイント2という裁定を下した。ハートレーは終盤順位を落とし12位でフィニッシュ。5秒加算で14位に降格された。
トロロッソがコンストラクターズ選手権8位争いをしているザウバーが今回8ポイントを獲得したため、ザウバーが8位に上がり、トロロッソは9位に下がった。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
チーム代表フランツ・トスト
まずは素晴らしい勝利を挙げたマックス・フェルスタッペンを祝福したい。アストンマーチン・レッドブル・レーシングは今週末、FP1から強さを見せ、優れた仕事をした。今日ドライバーズタイトルを獲得したルイス・ハミルトンとメルセデスにもお祝いの言葉を贈りたい。
メキシコは標高が高く、ブレーキとエンジンを冷却することが重要なファクターとなり、エンジニアたちは難しい仕事に対応しなければならない。エンジンマニュファクチャラーは、パワーユニットの正しいパラメータを見つける上で苦労を強いられる。
ここではロシア前の仕様のパワーユニットでレースをするという決断を下したため、ピエールはペナルティにより最後尾グリッドにつくことになった。ピエールはスタートをうまく決め、中団に追いつき、レース全体をうまくコントロールして走った。終盤には(マーカス・)エリクソンとバトルをしたが、残念ながら彼を抜くことはできなかった。それでも1ポイント獲得することはできたので、今日はマシンが優れたポテンシャルを発揮していたと考えていいだろう。
ブレンドンはスタート直後にタイヤにフラットスポットを作ってしまった。そのため彼をすぐにピットに呼び、1周目にタイヤ交換を行った。その後、彼は非常にいいレースをしたが、オコンと接触し、フロアにダメージを負った。さらに5秒ペナルティを受けたものの、これには疑問の余地があると考える。これらの影響で、彼は14位という結果に終わった。
コンストラクターズ選手権の合計ポイントに関し、我々はザウバーに敗れる結果となったが、まだブラジルとアブダビの2戦がある。全力を尽くして選手権8位の座を取り戻したい。