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「ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライト」30周年記念ショーを原宿で開催

2018年10月28日 23:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ショーの様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
ロリータファッションブランド「ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライト(BABY, THE STARS SHINE BRIGHT)」が10月28日の今日、ラフォーレミュージアムで設立30周年を記念したファッションショーを披露した。会場にはロリータファッションに身を包んだファン約300人が来場し、ショー後はファンとデザイナーなどが交流するお茶会も開催された。



 「ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライト」は、1988年に設立したロリータファッションのブランド。2004年にはロリータが広く知られるきっかけになった映画「下妻物語」の衣装に起用されたことも話題になった。今回のショーは、ラフォーレ原宿の40周年記念企画に合わせてラフォーレミュージアムでの開催が実現。公式サイトで販売されたショーとお茶会の参加がセットになったプレミアムチケットは、発売から数分で完売したという。
 ショーのファーストルックは、ブラックのボディにホワイトのレースがあしらわれたミニ丈のワンピースに、パフスリーヴのブラウスとレースが付いたハイソックスを合わせたスタイル。その後もベロア素材やレース、ティアードフリルをあしらったルックが続き、プリンセスモチーフを使った世界観で観客を引き込んだ。中盤からは同ブランドから派生した「アリス アンド ザ パイレーツ(ALICE and the PIRATES)」の作品を披露。メンズライクなデザインにブラックのティアードフリルやレースのほか、ゴールドの刺繍が施されたダークファンタジーなスタイルに身を包んだモデルが、ロリータ少女のルックのモデルをエスコートする演出を見せた。そのほか「下妻物語」で使われたアイテムや「美少女戦士セーラームーン」とのコラボレーション商品なども登場。フィナーレでは完全受注で不定期販売されているドレスラインのアイテムを着用したモデルがランウェイを歩き、繊細なレースやチュール、パールなど豪華な装飾が注目を浴びた。30分に及んだショーでは最新作からアーカイブ、コラボレーション商品まで70体以上のルックが発表された。
 ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライトの磯部フミ子専務は、「これまでブランドをご愛顧くださったお客様へ感謝を伝えるとともに新たなファンへの思いも込め、ブランドの歩みが垣間見られるようなファッションショーを企画した」と話した。原宿という街については「世界中のロリータファンがここに集い、交流が生まれ、新しい価値が生まれる。そのような希望を託している」とコメント。今後もブランドコンセプトである「幼い頃にフリルやレースのついたお洋服を身に着けて感じた、お姫様になったような純粋で素直な喜び」を物作りの基本としながらロリータファッションを追求し、独自性のある作品を世界に向け発信していくという。




■ベイビー、ザ スターズ シャイン ブライト:公式サイト