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バイト選びの失敗談「軽作業と書いてあったのに実際は建設現場で重労働だった」

2018年10月28日 12:21  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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エン・ジャパンは10月、「アルバイトの仕事内容」に関するアンケート結果を発表した。調査は、同社が運営するアルバイト情報サイト「エンバイト」のユーザーを対象に、今年8~9月にアンケートを実施。1292人から回答を得た。

まず、「アルバイト選びにおいて仕事内容は重視するか」を聞いたところ、「最も重視する」という回答が38%、「重視する条件の一つ」という回答が59%だった。(文:石川祐介)

高い給料は責任感やモチベーションを与えてくれる

仕事内容を重視する理由は「長く続けたいから」(50%)が一番多く、「モチベーションにつながるから」(49%)、「色々な経験をしたいから」(35%)、「やりがいを感じたいから」(34%)と続いた。

また、仕事内容を選ぶ上で最も重視する基準について聞くと、「給与とのバランスが合っている」(36%)が最多。次いで、「過去に似たようなアルバイトの経験がある」(13%)、「簡単さ」(11%)、「スキルが身につく」(11%)となった。「給与とのバランスが合っている」と回答した人に具体的な理由を質問すると、

「給料のいいバイトほど責任感があって、程よいプレッシャーを感じてバイトに臨めるから」(22歳女性)
「給与が良ければモチベーションもあがる。アンバランスだと、なぜ働いているのか分からなくなり、結局辞めてしまうから」(25歳女性)
「給与とのバランスが合っていないと、楽しくても続かないから」(34歳男性)

といった意見が寄せられた。

「アシスタントの仕事と聞いていたが、実は自身が主体となる業務だと発覚」

「仕事内容が分からなかったために、応募や就業をやめた経験はあるか」という設問では、44%が「ある」と答えた。

「具体的な業務内容の記載がなく、自分が働いているビジョンが湧かなかったから」(24歳女性)
「仕事内容の記載事項に"等"と多く書いてあり、不安になった」(25歳男性)
「ただ"事務"と書いてあったが、あまりスキルを持っていないので、応募はやめておいた」(30歳女性)

仕事内容を重視する人が9割以上いるため、仕事内容を明確に記載されていないと敬遠してしまうのも仕方ないことだ。また、仕事内容を重視しなかった結果、アルバイト選びを失敗してしまった人のエピソードも紹介されている。

「コンビニ商品のピッキングと思っていたら、実際は飲料系のピッキング。ビールやペットボトルがたくさん入った重たいダンボールを運ばなければならず、体力的に続けられなかった」(18歳女性)
「自分の好きなものが売っているお店だったので、それだけで応募してしまったことがあります。しかし、任されたのはバックヤードでの雑用でした。お客様に関わる仕事がしたかったので、失敗したと思いました」(23歳女性)
「アシスタントの仕事と聞いていましたが、実は自身が主体となる業務だと発覚。実際の業務内容で考えると給与が安く、モチベーションが下がりました」(27歳女性)
「軽作業と書いてあったので応募したのですが、実際は建設現場で資材を運ぶ重労働。想像よりも凄く大変でした」(27歳男性)
「自分に向いているかよりも、給与面を重視して選んでいたので、仕事や環境になじめず、すぐに辞めてしまった」(38歳女性)

募集欄だけではわからないこともあるので、面接で事細かに聞くことも失敗しないための対策になるだろう。