現存する日本最古の学生自治寮である京都大学吉田寮。昨年12月に老朽化を理由に大学から寮生全員の退去が通告され、退去期限であった今年9月30日を過ぎた現在も寮は大学との交渉を続けている。
『自治と青春-京都大学吉田寮（仮）』は藤川佳三監督が、今年7月から3か月間にわたって1人で吉田寮を撮影し続けて制作したひと夏の記録。藤川監督は宮城・石巻の避難所に半年間住み込んで制作した『石巻市立湊小学校避難所』を2012年に発表したほか、瀬々敬久監督の『菊とギロチン』ではプロデューサーを務めている。
クラウドファンディングの目標金額は200万円。集まった資金は映画の完成費用に充てられる。支援金額に応じたリターンは映画上映会開催の権利や同作のDVDやパンフレット、監督と共に回る吉田寮見学会、映画試写会への招待などが用意されている。詳細は「MotionGallery」のプロジェクトページで確認しよう。同作は2019年春の完成、2020年の劇場公開を予定している。
