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ラトバラ「あまり考え過ぎず思い通りに運転できたのはいいこと」/WRC第12戦スペイン デイ2後コメント

2018年10月27日 17:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC世界ラリー選手権第12戦スペインは10月26日、SS2~7が行われ、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に浮上した。

■Mスポーツ・フォード
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合7番手

「今日は(出走順が早く)“掃除役”としての仕事が多くてタフな1日だった。できることはすべてトライしたけど、トップ争いに加わるのは難しかった」

「今日、集団から抜け出せたのは(総合首位の)オット(タナク/トヨタ・ヤリスWRC)だけだ。彼は信じられないタイムをたたき出したよね!」

「僕たちも全力を尽くしたし、ミスも午前中に数秒ロスした程度のものだけだった。今朝はフルアタックできる状態ではなかったから、そこでさらに数秒ロスしてしまったかもしれない。だけど、その後は終日ハードにプッシュした」

「ポジティブな点は、僕たちが目指すべき総合2位のポジションから12秒しか離されていないことだね。明日はまったく違う戦いになるはずだよ」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合3番手
「力強さを発揮できた1日だったけど。最後のSSでかなりタイムロスしてしまったのが残念だ。そうなることは望んでいなかったからね」

「でも、明日はまた新たな1日の始まりだ。(総合2番手との)ギャップもわずかだし、新たな戦いが始まるようなもの。確実に面白い展開となるだろうね」

「天候がチャレンジングなものになりそうだ。僕はウェールズ出身だからウエットコンディションには慣れているけど、ターマック(舗装路)でのウエットはあまり経験がない。だから、様子を見たいと思う」

「全体的に見ても僅差の争いだから、確実なことはなにもない。全力で戦うだけだ」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合11番手
「本当にタフな1日で、リズムに乗るのに苦労したよ。コースからそれずに、コーナーでスピードを維持するのに苦戦していた。何が問題なのか分かったから、午後は少しマシになったけど、サービスの後はできることはあまりなかった」

「(路面コンディションが変わる)明日は新たなラリーを戦うようなものだから、ターマックでいくらかいいタイムを出すことにフォーカスするつもりだ」

■ヒュンダイ・モータースポーツ
●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合6番手
「午前中のオープニングステージでは、マシンを制御するのに苦戦していた。コーナーに差し掛かるところでブレーキングするたびに、リヤ(のスタビリティ)を失っていたし、正しい進入角を保たなければならなかった」

「ロールバーの位置を含めていくつか変更を施したら、途端に感触が戻ってきたんだ。プッシュすることができたし、ランチ前のロングステージで僕たちは最速だった。良い気分だったね」

「午後は6本のタイヤを積むという賭けに出た。でも涼しいコンディションでタイヤの摩耗は少なかったから、役に立たなかったね」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合9番手

「1日中全力を尽くしたが、これ以上のことはできなかった。できる限り速さを発揮したつもりだけど、ルーズな(路面)コンディションでかなり苦戦することになったのは本当にがっかりだ。特に出走順は1番だったしね」

「午前中、僕たちはリズムを掴むことができず、走行の最後の方ではミスを犯してしまった。この出走順では、これ以上のことをやるのは難しかった。手ごわい1日だったが、(シリーズチャンピオンを争う)オジエとの差はそれほど大きくないから、前向きな気持ちを維持しなければね」

「明日はターマックで異なるコンディションに対峙することになる。僕たちはプッシュを続けるよ」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合2番手

「母国戦にチームとともに戻ることができて、うれしいよ。スペインの観客の前で競うことは、僕たちにとってつねに喜びだ」

「今日はとても満足している。表彰台を争えるポジションにいられたからね。競争はとても激しく、多くのクルーが総合トップ3を目指して戦った。この戦いに残りたければ、ハードにプッシュして、自分たちの能力を証明しなければならない」

「今日のマシンの感触は良かったけれど、最後の2日で(戦いの舞台が)ターマック(舗装路)に移った時に、自分たちに何ができるかが勝負だ」

■シトロエン・レーシング
●セバスチャン・ローブ(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合4番手

「午前中は少しアンダーステアに苦しんでいたから、C3 WRCのセットアップにいくつか変更を加えた。そうしたら午後は大きな自信とともに自分の力を出すことができたよ。つまり表彰台争いに近づくことができたということだ」

「戦闘態勢は整った。ウエットのターマックステージは6年ぶりのドライブになるから、もし雨になったら非常に大きなチャレンジになるだろうね!」

●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合8番手

「今日はアップダウンのある1日だった。何度かいいタイムを出すことができたが、かなりの不運にも見舞われた。午前中のスピンでは20秒ほど失ってしまったし、午後にはスポイラーの一部をなくしてしまった」

「こうした問題がなければ、表彰台争いにもっと近づけたはずだ。僕はターマックが好きだから、今年めったにないターマックでの走行機会のひとつを最大限に生かし、順位を取り戻そうと決意している」

●カリッド-アル・カシミ(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合23番手
「午前中は感触が良くなく、チームと解決策を見つけ出そうとしていたが、午後は自信を持って走行でき、とても楽しむことができたよ」

「ウエットコンディションでのターマックで競争力を発揮できた経験はほとんどないから、明日は僕にとって大きな挑戦になるだろうと予想しているよ!」

■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合5番手
「今日は初めからクルマとドライビングにいいフィーリングを感じていた。最初の2本のステージはうまくいき、3本目のステージも過去に苦労したターマック区間が途中にありながら、うまく走れた」

「それなのにパンクをしてしまい、とてもフラストレーションが溜まったよ。しかし、すぐに気持ちを切り替え、午後も同じスピードを維持することができた」

「あまり考え過ぎずに、思い通りに運転できるのことはいいことだと思う」

●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合首位
「全体的にはいい1日だったと言えるだろう。特に、多くのドライバーが自分より後方の出走順で、いい路面コンディションで走っていたことを考えればなおさらだ」

「朝のステージはいいリズムで走れ、特に最初の2本は流れるようにスムーズな走りができた。そして午後も最初のステージは本当にいいフィーリングで、続くステージではそのいい感覚が少し失われたけど、それでも攻め続けることができたから、充分なギャップを築けた」

「とはいえ、ラリーはまだ終わっていない。明日から新たなるラリーが始まるようなものなんだ。しかも、どうやらウエットコンディションになりそうだから、気を引き締めて臨まなくてはなくては」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合10番手

「正直に言うと、とても大変な1日だった。いくつか小さな問題が起こったけど、それでも戦い続けることができているのが重要だね」

「今日の最終ステージでは、すべてが正しい状態にあればいいタイムが出せることを証明できたと思うけど、まだまだ改善すべき点もある」

「明日からはターマックのステージが始まるから、とても楽しみだよ。雨により条件がかなり難しくなると予想され、僕はそのような路面コンディションでここスペインのステージを走ったことがない。しかし、とにかく頑張りたいと思う」