MotoGP第17戦オーストラリアGP、MotoGPクラスは、オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで2日目の予選を行い、マルク・マルケス(ホンダ)が1分29秒199でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行でトップに立ったのはアンドレア・イアンノーネ(スズキ)。初日のフリー走行2回目のタイムがベストとなった。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)とポル・エスパルガロ(KTM)のふたりを加えた12名のライダーによって、Q2は気温15度、路面温度25度のドライコンディション争われたが、Q2セッション開始直前に雨が落ち始める難しいコンディションとなった。
各ライダー、スリックタイヤを装着し、路面がなるべくドライの間にタイムを記録しようと1回目のコースインから早めのアタックが始まる。開始3分21秒でホームレースのジャック・ミラー(ドゥカティ)が1分31秒723を記録してトップに立つが、直後にマルケスが1分31秒282を記録して逆転。アタックを続行していたミラーは次の周に1分30秒884でトップを奪うが、開始5分すぎにアレックス・リンス(スズキ)が1分30秒683を、マルケスが1分29秒742を記録してトップに立つ。
さらに開始6分すぎにはイアンノーネが1分29秒712をマーク、7分すぎにはヨハン・ザルコ(ヤマハ)が1分29秒705を記録してトップに立つ。しかし、マルケスは1回目のコースインの5周目、開始8分すぎに1分29秒199を記録してトップに立ち、今シーズン6回目のポールポジションを獲得した。
2番手に1分29秒509でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続いた。ビニャーレスは1回目のアタックを4周で終えて早めにピットイン。ニュータイヤに履き替えてすぐにコースインすると、残り約4分20秒で2番手に浮上した。ザルコは2回目のコースインでタイムを更新できず、1分29秒705で3番手となったが、日本GPに続いて2戦連続のフロントロウを獲得した。
フリー走行総合トップでQ2に進出。Q2前のフリー走行4回目でもトップタイムを記録するなど好調だったイアンノーネだが、コンディションにほんろうされたものの、1分29秒712で4番手。チームメイトのアレックス・リンス(スズキ)が1分30秒026で5番手に続き、スズキ勢が好調。
ホームレースでポールをねらったミラーは、2回目のコースインの最後までアタックを続けたが、コンディションは悪くなっており自己ベストを更新できず、1回目のコースインで記録した1分30秒140で6番手となった。7番手に1分30秒270でバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、8番手に1分30秒328でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続き、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は1分30秒519で9番手に。カル・クラッチロー(ホンダ)の負傷欠場により、Q2に進出したハフィス・シャーリン(ヤマハ)は1分30秒593で10番手。Q1で2番手のポル・エスパルガロ(KTM)は1分30秒640で11番手、Q1トップでQ2に進出したアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は1回目のコースインの4周目に10コーナー進入で転倒、アタックを続行することができず、1分32秒367で12番手となった。
以下、ドライコンディションで行われたQ1のタイム順にカレル・アブラハム(ドゥカティ)が1分30秒174で13番手、中上貴晶(ホンダ)が1分30秒452で14番手、フランコ・モルビデリ(ホンダ)が1分30秒518で15番手。
16番手に1分30秒646でブラッドリー・スミス(KTM)、17番手に1分30秒679でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)、18番手に1分30秒770でダニ・ペドロサ(ホンダ)、19番手に1分30秒911でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、20番手に1分30秒958でトーマス・ルティ(ホンダ)、21番手に1分31秒141でジョルディ・トーレス(ドゥカティ)、22番手に1分31秒309でスコット・レディング(アプリリア)、23番手に1分32秒639でマイク・ジョーンズ(ドゥカティ)の順となった。