2018年F1メキシコGPの金曜、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=20番手(ノータイム)/2=14番手だった。
ホンダは、前戦アメリカGPでガスリー車に使用したパワーユニット(PU/エンジン)に組み立て上の懸念があったとして、ファクトリーに送って詳細な調査を行うことを決めた。このパワーユニットを今シーズンの残りレースで使用できるかどうかが現時点では明らかでないため、FP1で最新スペックの新しいエレメントを投入してストックを作り、その後、旧スペック(スペック2)に戻して今週末を戦うという判断をした。ガスリー車には8基目のICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hが導入されたため、彼は決勝で15グリッド降格ペナルティを受けることが決定した。
パワーユニット載せ換えのため、ガスリーはFP1では走行時間を大量に失い、計測ラップを走っていない。FP2では36周を走りこみ、1分19秒047で14番手となった。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー フリー走行1=20番手(ノータイム)/2=14番手
楽な一日ではなかった。FP1でエンジン交換をしたため、午前中にはほとんど走れなかった。それが午後のセッションに向けた準備に影響した。
FP2もスムーズなセッションだったとはいえない。トラフィックに遭ったし、ドライバビリティの問題もあった。明日に備えて今夜やるべき仕事はたっぷりある。
日曜にペナルティを受けて、最後方グリッドからスタートしなければならない。だから今週末はレースペースにフォーカスして作業をしていく。
ポジティブな気持ちを失ってはいないよ。(後方からスタートすることで)苦労するだろうけど、シーズン最後の2戦を考慮して戦略的になされた判断だからね。