トップへ

MotoGP:現役引退のダニ・ペドロサ、2019年からKTMのテストライダーに就任

2018年10月26日 21:11  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

KTMのテストライダーに就任したダニ・ペドロサ
KTMは26日、2018年シーズン限りで現役引退を発表しているダニ・ペドロサを2019年からKTMのテストライダーとして起用したことを発表。契約期間は2年間となる。

 スペイン人ライダーのペドロサは2001年に日本GPの125ccクラスでグランプリデビューを飾り、2005年に250ccクラスで8勝を挙げた。

 翌年の2006年からレプソル・ホンダ・チームに所属しMotoGPクラスデビュー。チームには13年所属し、最高峰クラスでは現在31勝、通算54勝、表彰台は153回獲得している。

 そんなペドロサが、来季からミカ・カリオとともにKTMのMotoGPマシン、RC16の開発に取り組むことになった。

 KTMのモータースポーツディレクター、ピット・バイラーは、ペドロサのテストライダー起用について次のようにコメントしている。

「プロジェクトの一環として、ダニのようなスキルと経験があるライダーを起用できることは、我々が正しい方向に進んでいる兆候だ。我々はできる限りプッシュを続ける」

「今シーズンは時々、正しい進歩と貴重な教訓が見え隠れしている。ダニがミカ・カリオに合流することに興奮しているし、来季グリッドに並ぶ2チームが上位陣とのギャップを詰めることを期待する。これからのシーズンに対して我々の可能性をポジティブにすることができる。ダニに感謝する。我々を信じ、信頼してくれたことは最高だ」

 KTMは2019年シーズンのMotoGPにファクトリーチームとサテライトチームの4台体制で参戦。ファクトリーチームにはポル・エスパルガロとヨハン・ザルコが、サテライトチームにはミゲール・オリベイラとハフィス・シャーリンが所属する。