WorldRX世界ラリークロス選手権が2019年の開催スケジュールを発表した。2019年シーズンは4月5~6日のアブダビ戦から11月30~12月1日の南アフリカ戦まで全11戦で構成されている。
2014年に世界選手権への昇格を果たしたWorldRXは2019年、創立から5シーズン目を迎える。その節目のシーズンは2018年より1戦少ない全11戦で争われる。
2019年のカレンダーから脱落したのはポルトガル戦。代わって開幕戦の舞台となる中東アブダビが初カレンダー入りを果たした。
アブダビでのWorldRX戦はF1でもおなじみのヤス・マリーナ・サーキットで行われ、ラリークロス用のトラックはF1コースも活用したレイアウトとなるほか、大会期間中は音楽ライブなどフェスティバルも併催されるとのこと。
第2戦はスペインのカタルニア・サーキットが舞台。その後はベルギー、イギリス、ノルウェー、スウェーデンとヨーロッパ諸国を回っていく。なお、ベルギー戦は先に発表されたとおり、スパ・フランコルシャンが開催地だ。
7月頭の第6戦スウェーデンから1カ月のインターバルを経て行われる第8戦は北米大陸のカナダが舞台。その後、フランス、ラトビアで第8戦、第9戦が行われる。
最終戦前の第10戦は2018年にシリーズ戦が初開催されたアメリカ・テキサス州にあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)が舞台。そしてCOTA戦から1カ月以上のインターバルを経て行われる最終戦は2018年と同じく南アフリカのケープタウンで行われる。
WolrdRXをプロモートするIMGのポール・ベラミーは「参加者とファンを満足させるべく、ラリークロスの伝統と新たな地での興奮を混ぜ合わたカレンダーを作り上げた。これは言葉にできないほどのハードワークによる結果だ」と述べている。
「我々はワールドチャンピオンシップとしての未来を重要視しているし、来シーズンはWolrdRXが世界でもっともインターナショナルなラリークロス選手権になるための大きな一歩だと確信している」
なお、2019年のWorldRXに向けてはプジョーがワークス活動終了をアナウンスしているほか、アウディもワークス活動終了と報じられており、参戦チーム、台数に変化が起きるとみられている。
■2019世界ラリークロス選手権 開催スケジュール(10月26日時点)
Rd.1CountryCircuit/TownDay1アブダビヤス・マリーナ・サーキット4月5~6日2スペインバルセロナ(カタルニア・サーキット)4月27~28日3ベルギースパ・フランコルシャン5月11~12日4イギリスシルバーストン5月25~26日5ノルウェーヘル6月15~16日6スウェーデンヘリェス7月6~7日7カナダトロワ・リビエール8月3~4日8フランスロエアック8月31~9月1日9ラトビアリガ9月14~15日10アメリカオースティン(COTA)9月28~29日11南アフリカケープタウン11月30~12月1日