米国の自動車メーカーGMは、カーシェアリングサービスMavenのアプリで、GM車のオーナーが自分の車を貸し出せるサービスを間もなく本格展開する。
年内に、現在ベータ版を展開しているシカゴ、デトロイト、アナーバー、ミシガンを含む10都市で利用できるようになる。・使わないときに収益このサービスではGM車を所有している個人が、車を必要としている個人に貸し出せるというもの。このメリットはというと、所有者は自分が使用しないときに貸し出すことで収益を得られることにある。
もちろん借りる側も身近なところにある車を手軽に借りられるに越したことはない。・選択肢が広がるもともとMavenはカーシェアリングZipcarのようなサービスとして2016年に始まった。ユーザーは短期間の使用を目的に車を借りることができ、決められた場所で車をピックアップするというスタイルだ。
その後、長期間借りられるMaven Gigというサービスを開始。そして今年7月に一般のGM車所有者を巻き込んだピアツーピアの貸し出しサービスのベータ版が始まったという経緯がある。
今回、個人間の貸し出しサービスが正式に始まることで、ユーザーにとってはMavenのプラットフォームで選択肢の幅が広がることになる。
車を所有するのは維持管理にコストがかかる。その費用を所有者は貸し出すことでも少しでも賄え、借りる側は使いたい時だけリーズナブルに使うという、まさにウィンウィンのサービスといえるのかもしれない。
Maven