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災害現場などで使用可能な"テントになるバックパック"をケーツーが発表

2018年10月25日 22:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

バックパック型変型テント Image by: K2
「ケーツー(K2)」が、2019年春夏コレクションとして地震や台風などの自然災害の現場で使用可能な「バックパック型変型テント」を発表した。

 デザイナーの井下恭介は、ニューヨークのパーソンズ美術大学在学中に「イシタ(isita.)」を立ち上げ、福島第一原発事故から着想を得たファーストコレクションを2017年秋冬シーズンに発表。今シーズンから拠点を東京に移し、それに伴いブランド名も「ケーツー(K2)」に変更した。2019年春夏コレクションでは「THE POWER OF LOVE(愛の力)」をコンセプトに掲げる。
 「バックパック型変形式テント」と銘打った同作は、今年1年間に各地で起きた地震や台風、災害発生後の避難生活に着目し製作。通常はバックパックとして、非常時には2~3人用のテントとして使用できる。販売について現時点で予定はないが、生産が可能になり次第検討していくという。現在は特許取得を進めており、今後は難民キャンプ内での使用などを視野に入れている。